WiMAXとは？ 特徴やポケット型WiFiの違い、メリット・デメリットをわかりやすく解説

WiMAXとは？わかりやすく解説！

WiMAX（ワイマックス）は「Worldwide Interoperability for Microwave Access」の略で、4G回線やLTE回線と同じ、無線通信技術の一規格です。日本ではUQコミュニケーションズ株式会社が中心となり、WiMAX 2+やWiMAX +5Gといったサービスを提供しています。

ここではWiMAXの基本情報を以下4つの項目に分けて解説していきます。

WiMAXとは
WiMAXができることは？ WiMAXの使い方は？ WiMAXのスペック・料金は？ WiMAXとモバイルデータ通信（スマホ回線）との違いとは？ WiMAXと他のポケット型WiFiの違いとは？

WiMAXができることは？

WIMAXは端末の電源を入れるだけで、5Gに対応したデータ無制限のインターネット環境を作り出せます。

そのため、WiMAX端末が近くにあれば、スマホやパソコン、ゲーム機などを瞬時にインターネットに接続できるだけでなく、速度制限を気にせずさまざまなコンテンツを楽しむことが可能です。

WiMAXの使い方は？

WiMAXの使い方は、以下のとおりです。

WIMAXの使い方
WIMAX端末の電源を入れる スマホやパソコンなどのインターネット接続設定画面を開く WIMAX端末や説明書に記載されているSSIDを選択する WiMAX端末や説明書に記載されているパスワードを入力する WiMAXに接続される

以上の流れを踏むだけで、どの接続機器でもWiMAX回線に接続できますよ。

WiMAXのスペック・料金は？

WIMAX端末には、どこでも持ち運べるポケット型WiFi（モバイルルーター）と、室内据え置き型のホームルーターの2種類があります。

取り扱い機種はどのプロバイダも基本的には同じです。

また、全プロバイダが同じ通信回線を利用しているため、プロバイダごとに通信品質が異なるということもありません。

ただし、料金プランはWiMAXプロバイダによって変わってくるため、どのプロバイダで申し込むと自分にとってお得なのか、契約前に比較する必要があります。

WiMAXのルーター端末

WiMAXで提供されているルーター端末のうち、最新機種のスペックを確認していきましょう。

ポケット型WiFiのSpeed Wi-Fi 5G X12は最大3.9Gbps、ホームルーターのSpeed Wi-Fi HOME 5G L13は最大4.2Gbpsの高速通信が可能です。

また、次世代通信規格であるWi-Fi 6にも対応しているため、無線接続時でも高速通信を維持することができます。

家の中・外問わずどこでもインターネットに接続したい人はポケット型WiFi、自宅など室内だけでインターネットを利用したい人はホームルーターを選びましょう。

Broad WiMAXの料金プラン

Broad WiMAXの料金プランは、最低利用期間2年の「ギガ放題コスパDXプラン」と、契約期間に縛りのない「ギガ放題縛りなしDXプラン」の2種類です。

ギガ放題コスパDXプランは2年以内に解約すると4,818円の違約金がかかりますが、ギガ放題縛りなしDXプランより月額料金が安いため、料金の安さ重視なら「ギガ放題コスパDXプラン」での契約がおすすめといえます。

ただし、どちらのプランも端末代の支払方法を分割にすると、3年以内の解約で880円×（36ヶ月-契約月数）の端末残債を請求されるので、注意をしてください。

Broad WiMAXの詳細は、「違約金補填や乗り換えサポートを求めるなら「Broad WiMAX」をあわせてご覧ください。

＼端末料金実質無料／

GMOとくとくBB WiMAXの料金プラン

GMOとくとくBB WiMAXの料金プランは1つのみで、契約期間に縛りがありません。そのため、いつ解約しても違約金は0円です。

また、端末代は27,720円（770円×36回）です。36ヶ月以内に解約すると770円×（36ヶ月-契約月数）の端末残債を解約翌月に一括で支払わなければならないので、注意しましょう。

GMOとくとくBB WiMAXの詳細は、「WiMAXを最安級で利用するなら「GMOとくとくBB WiMAX+5G」をあわせてご覧ください。

＼全員12,000円キャッシュバック／

Vision WiMAXの料金プラン

Vision WiMAXの料金プランは、最低利用期間2年の「ギガ放題2年プラン」と、契約期間に縛りのない「ギガ放題フリープラン」の2種類です。

ギガ放題2年プランは2年以内に解約すると5,049円の解約金が発生しますが、月額料金はギガ放題フリープランより安いので、料金の安さ重視なら、ギガ放題 2年プランでの契約をおすすめします。

Vision WiMAXは、端末代の支払方法が一括か2回払いの2種類しかありません。ただし、一括払いを選択すると、端末代から3,300円が割引されるため、実費負担額を安くしたいなら一括払いでの契約がおすすめです。

Vision WiMAXの詳細は、「端末下取りサービスを利用したいなら「Vision WiMAX」」をあわせてご覧ください。

BIGLOBE WiMAXの料金プラン

BIGLOBE WiMAXの料金プランは、契約期間に縛りがない「ギガ放題プラスS」のみなので、いつでも無料解約できます。

ただし、27,720円の端末代を1,155円×24回払い（支払期間25ヶ月）もしくは770円×36回払い（支払期間37ヶ月）で支払っていくため、分割払いの途中で解約すると、端末残債が解約時に発生することを覚えておきましょう。

BIGLOBE WiMAXの詳細は、「契約期間に縛られたくないなら「BIGLOBE WiMAX」」をあわせてご覧ください。

＼端末購入で11,500円CB／

WiMAXとモバイルデータ通信（スマホ回線）との違いとは？

WiMAXとモバイルデータ通信（スマホ回線）には、以下の違いがあります。

【WiMAXとモバイルデータ通信の違い】

	WiMAX	モバイルデータ通信
利用回線	WiMAX2+ au 4G LTE/5G	契約中のキャリア（au・ドコモ・ソフトバンク・楽天モバイル）回線
対応エリア	WiMAXとauの通信エリア	契約中のキャリア（au・ドコモ・ソフトバンク）の通信エリア
月間データ容量	無制限	契約中のプランによる
平均実測値	モバイルルーター：108.37Mbps ホームルーター：169.14Mbps	au：83.43Mbps ドコモ：118.39Mbps ソフトバンク：98.75Mbps

WiMAXとモバイルデータ通信では、対応エリアが大きく異なります。

WiMAXでもau 4G LTE/5Gの回線が利用できますが、ドコモやソフトバンクの回線には対応していません。これらの電波しか届いていない場所では、WiMAXのWiFiルーターは使えないため注意しましょう。

また、月間データ容量も異なります。

WiMAXは無制限に通信できますが、モバイルデータ通信では契約プランごとにデータ容量の上限が設定されているため、使い過ぎに注意してください。もちろん各キャリアでは、データ容量が無制限のプランも提供しています。しかし、そのようなプランは月額料金も高いため気を付けてください。

WiMAXと他のポケット型WiFiの違いとは？

ポケット型WiFiには、WiMAX以外にもいくつか種類があります。

ここでは、WiMAXと他ポケット型WiFiの違いを、以下4つの項目に分けて解説していきましょう。

WiMAXと他ポケット型WiFiの比較
使用回線・エリアの違い 端末の違い 実測速度の違い 料金プランの違い

使用回線・エリアの違い

WiMAXと他ポケット型WiFiの使用回線とエリアの違いは、以下のとおりです。

【WiMAXと他ポケット型WiFiの使用回線とエリアの違い】

サービス名	使用回線	エリア
WiMAX	WiMAX2+ au 4G LTE/ 5G	WIMAXおよびauのキャリア回線提供エリア内
クラウドSIM系ポケット型WiFi	ドコモ・au・ソフトバンクのキャリア回線（4G LTE回線のみ）	ドコモ・au・ソフトバンクのキャリア回線提供エリア内（4G LTE回線のみ）
ドコモのポケット型WiFi	ドコモのキャリア回線	ドコモのキャリア回線提供エリア内
auのポケット型WiFi	auのキャリア回線	auのキャリア回線提供エリア内
ソフトバンクのポケット型WiFi	ソフトバンク回線	ソフトバンクのキャリア回線提供エリア内
ワイモバイルのポケット型WiFi
楽天モバイルのポケット型WiFi	楽天モバイルのキャリア回線 au 4G LTE/ 5G	楽天モバイルおよびauのキャリア回線提供エリア内

ポケット型WiFiによって利用できる回線は異なりますが、どのポケット型WiFiも、日本全国をカバーできる提供エリア内でサービスを利用できます。

端末の違い

WiMAXと他ポケット型WiFiで利用できる端末の違いを、最新端末に絞って見てみましょう。

【WiMAXと他ポケット型WiFiの利用端末の違い】

サービス名	端末名	最大速度	海外利用
WiMAX	Speed Wi-Fi 5G X12	3.9Gbps	✕
クラウドSIM系ポケット型WiFi	GLOCALNET NA01	150Mbps	〇
ドコモのポケット型WiFi	Wi-Fi STATION SH-54C	4.9Gbps	〇
auのポケット型WiFi	Speed Wi-Fi 5G X12	3.9Gbps	〇
ソフトバンクのポケット型WiFi	Pocket WiFi® 5G A101ZT	2.4Gbps	〇
ワイモバイルのポケット型WiFi	Pocket WiFi® 5G A102ZT	2.4Gbps	〇
楽天モバイルのポケット型WiFi	Rakuten WiFi Pocket 2C	150Mbps	〇

WiMAX端末は他社より最大速度が速いため、端末スペックは高いことがわかります。

ただし、WiMAX端末のみ海外では利用できませんので、頻繁に海外へ行く方は、その都度海外用レンタルWiFiを契約するか、国内外でも利用できる他社ポケット型WiFiの利用を検討してください。

実測速度の違い

WiMAXと他ポケット型WiFiの実測値を、「みんなのネット回線速度」を参考に比較してみました。

【WiMAXと他ポケット型WiFiの実測値比較】

サービス名	端末名	平均実測値
WiMAX	Speed Wi-Fi 5G X12	108.37Mbps
クラウドSIM系ポケット型WiFi	GLOCALNET NA01	データなし（旧機種のU2sは23.7Mbps）
ドコモのポケット型WiFi	Wi-Fi STATION SH-54C	データなし（旧機種のWi-Fi STATION SH-52Aは100.77Mbps）
auのポケット型WiFi	Speed Wi-Fi 5G X12	108.37Mbps
ソフトバンクのポケット型WiFi	Pocket WiFi® 5G A101ZT	データなし（旧機種のPocket WiFi® 802ZTは31.7Mbps）
ワイモバイルのポケット型WiFi	Pocket WiFi® 5G A102ZT	93.57Mbps
楽天モバイルのポケット型WiFi	Rakuten WiFi Pocket 2C	25.34Mbps

WiMAXの実測値はポケット型WiFiの中で最速級と言えます。

「みんなのネット回線速度」のデータによると、全ポケット型WiFiの平均実測値は56.8Mbpsなので、この数値と比較してもWiMAXの実測値は速いといえます。

料金プランの違い

WiMAXと、他ポケット型WiFiの料金プランも比較してみます。ただし、WiMAXはプロバイダによって料金が異なるため、ここではBroad WiMAXから申し込んだ場合の料金で比較してみましょう。

【WiMAXと他ポケット型WiFiの料金比較】

サービス名	月間データ容量	月額料金	２年間の実質料金
WiMAX （Broad WiMAX）	無制限	初月：1,397円（日割り） 1～36ヶ月目：3,773円 37ヶ月目～：4,818円	121,137円
クラウドSIM系ポケット型WiFi （THE WiFi）	100GB	初月～3ヶ月目：０円 4ヶ月目～：3,828円	83,688円
ドコモのポケット型WiFi	無制限	7,315円	214,500円
auのポケット型WiFi	無制限	～13ヶ月目：4,908円 14ヶ月目～：5,458円	123,842円
ソフトバンクのポケット型WiFi	50GB	5,280円	155,520円
ワイモバイルのポケット型WiFi	7GB	4,065円	108,360円
楽天モバイルのポケット型WiFi	無制限	3,278円	78,672円

料金プランを比較してみると、WiMAXは最安ではありませんが、データを無制限利用できるポケット型WiFiの中では安いサービスだとわかりますね。

今回WiMAXはBroad WIMAXから申し込んだ場合で比較しましたが、WiMAXは「GMOとくとくBB WIMAX」から申し込むと実質料金を業界最安値にできます。そのため、料金の安さ重視ならWiMAXをGMOとくとくBB WIMAXから申し込んでみてください。

WiMAXのメリットとは？

WiMAXを使うと、以下5つのメリットが得られます。

▼WiMAXを使うメリット

ひとつずつ解説していきましょう。

メリット①：工事不要で使い始められる

WiMAXは、電源を入れるだけでその場にインターネット環境を作り出せるので、光回線のように利用開始前に工事を行う必要がありません。

そのため、マンションや借家など光回線の工事ができない物件にお住まいの方は、WiMAXを契約すると、工事不要でインターネットを使い始められます。

メリット②：月額データ量上限なしで使える

WiMAXは月間データ量に上限がないので、光回線のようにどれだけデータ容量を使っても、原則、速度制限にかかりません。

ただし、一定期間内に大容量通信を行うと、混雑する時間帯に速度を制限されてしまう可能性があるため、極端なデータ消費は避けましょう。

とはいえ動画視聴やオンラインゲームを1日通して楽しむ程度であれば、速度制限にかかることなく通信可能です。

それほど大量にデータ通信はしないけれど、スマホの高速データ容量だけでは1ヶ月もたない。そんな人にとっては、光回線をはじめとする固定回線の代わりとしてWiMAXを契約して使うといったことも一手段として検討してみる価値があります。

メリット③：5Gに対応した下り最大4.2Gbpsの超高速通信

WiMAXの最新端末は5Gに対応しており、モバイルルーターでは最大3.9Gbps、ホームルーターでは最大4.2Gbpsの超高速通信を利用できます。

古いWiMAX端末はWiMAX2+回線しか利用できず、最大速度も1.2Gbpsしか出ませんでした。しかし、現在提供中の最新端末はWIMAX+5G回線が利用可能になったため、最大速度も4.2Gbpsまで向上しています。

さらに、WiMAXの最新端末である「Speed Wi-Fi 5G X12」と「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」は、最新のWiFi規格であるWi-Fi6に対応している点もポイントです。

古いWIMAX端末はWi-Fi5というWiFi規格にしか対応しておらず、無線接続時の最大速度は867Mbpsが限界でした。しかし、Wi-Fi6に対応した最新端末は無線接続時でも最大2,402Mbps(5GHz帯の場合)の高速通信で利用できます。

以上の点より、WiMAXで最新端末を購入すれば、有線接続時だけでなく、無線接続時も高速通信を利用できるのです。

メリット④：すぐに使い始められる

WiMAXは利用開始までに固定回線のような工事を必要としないため、端末を受け取ればその日から使い始めることができます。

申し込むプロバイダや時間帯、受け取り住所によっては申し込みの翌日に手元に端末が届くケースもあるため、すぐにインターネット環境が必要という状況にもWiMAXであれば対応できます。

メリット⑤：お得なキャンペーンが多数実施されている

WiMAXは本家のUQ WiMAX以外にも「BIGLOBE WiMAX」「Broad WiMAX」「GMOとくとくBB WiMAX」など複数のプロバイダから申し込みが可能です。

プロバイダでは独自のキャンペーンを実施しているため、キャッシュバックや割引特典を受けとることができます。

キャッシュバックが欲しい場合や乗り換えの違約金を負担してもらいたい場合など、自分の状況にあわせてプロバイダを選ぶとよりお得です。

▼キャンペーン例

プロバイダ	キャンペーン内容
UQ WiMAX	端末セット購入+自宅セット割またはauスマートバリュー適用でキャッシュバック 月額料金割引
BIGLOBE WiMAX	端末セット購入 初月無料 月額料金割引
Broad WiMAX	月額料金割引 初期費用20,743円無料 他社違約金最大19,000円キャッシュバック 学割・引っ越しキャンペーン 契約後指定回線への無料乗り換えサポートあり
GMOとくとくBB WiMAX	新規25,500円キャッシュバック/乗り換え最大40,000円キャッシュバック 月額料金割引
Vision WiMAX	10,000円キャッシュバック 端末代一括で端末代から3,300円割引 月額料金割引

WiMAXのデメリットとは？

WiMAXにはメリットだけでなく、以下4つのデメリットも存在します。

▼WiMAXのデメリット

それぞれ詳しく解説していきます。

デメリット①：屋内や地下、地方では繋がりにくくなる場合がある

WiMAXの通信回線は障害物を通しにくいため、屋内や地下では繋がりにくくなる可能性があります。

また、提供エリアも中心部がメインなので、地方や山間部は繋がりにくくなる可能性がある点はデメリットです。

ただし、WiMAXはプラスエリアモードに切り替えるとau回線のプラチナバンドを利用できます。

プラチナバンドなら屋内や地下、地方でもサクサク繋がるため、WIMAX使用中に繋がりにくさを感じたときは、端末を操作してプラスエリアモードに切り替えてみましょう。

デメリット②：速度制限がある

WiMAXのデータ量は無制限ですが、一定の条件を満たした場合に速度が制限されるルールが設けられています。

WiMAX 2+ / au 5G / au 4G LTE（スタンダードモード）	基準	原則無制限
	期間・速度	一定期間内に大容量通信を行った場合、混雑する時間帯に通信速度制限の場合あり
プラスエリアモード	基準	月間15GBを超過
	期間・速度	プラスエリアモードのみ最大128kbpsの速度制限

固定回線のように「完全無制限」で使えるわけではないため、注意をしましょう。

デメリット③：途中解約すると高額な違約金がかかる場合がある

WiMAXには主に2年〜3年間の契約期間が定められており、契約期間中に途中解約をしてしまうと違約金がかかる場合があります。

契約期間や違約金の金額は申し込むプロバイダによって以下のように異なります。

プロバイダ	プラン	契約期間	違約金
UQ WiMAX	ギガ放題プラス ホームルータープラン/ギガ放題プラス モバイルルータープラン	なし	－
BIGLOBE WiMAX	ギガ放題プラスプラン	なし	－
Broad WiMAX	ギガ放題コスパDXプラン	最低２年	～24ヶ月：4,818円 25ヶ月～：0円
	ギガ放題縛りなしDXプラン	なし	－
GMOとくとくBB WiMAX	WiMAX +5G ギガ放題（２年）接続サービス	最低２年	－
Vision WiMAX	ギガ放題プラスS 2年プラン	最低２年	～24ヶ月：5,049円 25ヶ月～：0円
	ギガ放題プラスSフリープラン	なし	－

このように比較してみると、途中解約時の違約金はそこまで高くありません。

しかし、WiMAXは24回または36回にわけて端末代を支払うケースが多いので、途中解約をすると、違約金が安くても高額な端末残債を請求される可能性があります。

WiMAXを契約する際は、何ヶ月利用すれば端末代をすべて支払い終えるのか確認しておくと安心です。

デメリット④ プロバイダ選びに手間がかかる

WiMAXは、多くのプロバイダが同じサービスを提供しています。

どのプロバイダから契約しても、利用できる端末や回線などのサービス面は同じです。しかし、月額料金・契約期間・キャンペーン内容などの料金面は異なるため、WiMAXを契約する際は、自分に合ったプロバイダを見つけ出す作業に手間がかかるでしょう。

WiMAXをおすすめできる人・おすすめできない人は？

ここでは、WIMAXをおすすめできる人とおすすめできない人の特徴を、WiMAXのメリットとデメリットをまとめた結果をもとに解説していきます。

WiMAXをおすすめできる人の特徴

以下のポイントに当てはまる人は、WiMAXをおすすめできます。

WiMAXをおすすめできる人の特徴
自宅で光回線の開通工事ができなかった人 速度制限を気にせずインターネットを楽しみたい人 5G対応端末で高速通信を楽しみたい人 今すぐにインターネット環境を整えたい人 キャッシュバックや月額料金割引などのキャンペーンを利用し、お得にポケット型WiFiを契約したい人

上のポイントに1つでも当てはまる人は、ぜひWiMAXの利用を検討してみてください。

WiMAXをおすすめできない人の特徴

以下のポイントに当てはまる人は、WiMAXの利用をおすすめできません。

WiMAXをおすすめできない人の特徴
屋内や地下など障害物が多い場所でインターネットを使いたい人 山間部や地方に住んでいる人 毎日、超大量のデータ通信を行う人 ２年や３年以内にWIMAXを解約する予定がある人

上のポイントに当てはまる人は、光回線やWiMAX以外のサービス利用がおすすめなので、他社サービスの利用を検討してみましょう。

WiMAXの「プロバイダ」とは？

WiMAXにはUQ WiMAXやGMOとくとくBB WiMAX、BIGLOBE WiMAXといった様々な「WiMAX」が存在します。

これらはすべてWiMAXのプロバイダにあたるものです。

プロバイダは契約窓口に過ぎません。どのプロバイダ（窓口）で契約しても、実際に利用する通信サービス（WiMAX）自体は同じです。

プロバイダごとにキャンペーン内容が違う

WiMAXは、契約プロバイダによって月額料金や契約期間など、契約面に関する項目が異なります。

中でもキャンペーン内容はプロバイダによって大きく異なるため、WiMAXを契約する際は、自分にとってお得なキャンペーンを実施しているプロバイダで契約することが大切です。

2023年最新！WiMAXプロバイダのキャンペーン内容・実質料金を比較

この項目では、どのWiMAXプロバイダで契約したら良いのかわからない人向けに、2024年の最新情報をもとに、主要WiMAXプロバイダのキャンペーン内容と実質料金を比較してみます。

【WiMAXプロバイダのキャンペーンと実質料金比較】

プロバイダ名	キャンペーン内容	実質料金（2年）
Broad WiMAX	月額料金割引 初期費用20,743円無料 他社違約金最大19,000円キャッシュバック 学割・引っ越しキャンペーン 契約後指定回線への無料乗り換えサポート	106,629円
GMOとくとくBB WiMAX	新規25,500円キャッシュバック/乗り換え最大40,000円キャッシュバック 月額料金割引	100,725円
Vision WiMAX	10,000円キャッシュバック 端末代一括で端末代から3,300円割引 月額料金割引	122,418円
BIGLOBE WiMAX	端末セット購入+契約時にクーポン利用で3,300円キャッシュバック 初月無料 月額料金割引	114,972円

上の比較表を元にすると、プロバイダによってキャンペーン内容や実質料金の安さが大きく異なることがわかります。

どのWIMAXプロバイダが自分にあっているかわからない人は、ぜひこちらの表を参考にプロバイダを選んでみてください。

Broad WiMAXのキャンペーン

Broad WIMAXの最新キャンペーンは、以下のとおりです。

Broad WIMAXの最新キャンペーン
新規契約で17,000円キャッシュバック 月額料金割引 初期費用20,743円無料 他社違約金最大40,000円キャッシュバック 学割・引っ越しキャンペーン 契約後指定回線への無料乗り換えサポート

＼端末料金実質無料／

GMOとくとくBB WiMAXのキャンペーン

GMOとくとくBB WiMAXの最新キャンペーンは、以下のとおりです。

GMOとくとくBB WiMAXの最新キャンペーン
新規25,500円キャッシュバック/乗り換え最大40,000円キャッシュバック 月額料金割引

＼全員12,000円キャッシュバック／

Vision WiMAXのキャンペーン

Vision WiMAXの最新キャンペーンは、以下のとおりです。

Vision WiMAXの最新キャンペーン
10,000円キャッシュバック 端末代一括で端末代から3,300円割引 月額料金割引

BIGLOBE WiMAXのキャンペーン

BIGLOBE WiMAXの最新キャンペーンは、以下のとおりです。

BIGLOBE WiMAXの最新キャンペーン
初月無料 月額料金割引

＼端末購入で11,500円CB／

【2024年】WiMAX比較！おすすめのプロバイダはこれだ！

これからWiMAXを申し込むなら、目的別に下記プロバイダでの契約がおすすめです。

2024年おすすめのWiMAXプロバイダ
違約金補填や乗り換えサポートを求めるなら「Broad WiMAX」 WiMAXを最安級で利用するなら「GMOとくとくBB WiMAX+5G」 契約期間に縛られたくないなら「BIGLOBE WiMAX」 契約期間・違約金がないレンタルWiFiなら「縛られないWiFi」

ここでは、各WiMAXプロバイダの概要を解説していきましょう。

違約金補填や乗り換えサポートを求めるなら「Broad WiMAX」

Broad WiMAXの特徴は、サポートサービスが充実しているところです。

まずWiMAXプロバイダなどネット回線の乗り換えを検討しているユーザーは、現在契約しているプロバイダを解約する必要があります。解約に伴い違約金が発生する場合は「契約解除料負担のお乗り換えキャンペーン」を適用しましょう。

解約金を一旦支払う必要はありますが、後日Broad WiMAXが負担してくれます。そのため、どのタイミングで乗り換えても実質違約金は無料〜数千円程度となるでしょう。

このほかに、Broad WiMAXでは指定回線なら更新月以外でも無料で乗り換えられる「いつでも解約サポート」や、キャッシュバックのように特典をもらい忘れることがない「月額料金割引」といったキャンペーンも展開しています。

▼契約解除料負担のお乗り換えキャンペーンの詳細

適用条件
公式サイトからBroad WiMAXに乗り換える 支払い方法はクレジットカード 「安心サポートプラス」「My Broadサポート」オプションに加入すること 違約金負担分が振り込まれる前にBroad WiMAXを解約しないこと
手続き方法
申し込みフォーム内にある「お乗り換えキャンペーンを利用する」にチェック Broad WiMAXの端末を受け取る 他社WiMAXを解約する 申し込み月を含む4ヶ月末までに、旧プロバイダで発行された解約確認書類をBroad WiMAXに指定の方法で送付する

▼Broad WiMAXの契約がおすすめのユーザー

＼端末料金実質無料／

端末下取りサービスを利用したいなら「Vision WiMAX」

Vision WiMAXの特徴は、Vision WiMAXで使用した端末は解約時に下取りしてくれる点です。

Vision WiMAX契約前に使っていた端末は残念ながら対象外ですが、申し込み後に使用した端末は解約時に下取りをしてくれます。下取り額はVision WiMAXの最終請求額から割引される形で還元されるので、手間もありません。

Vision WiMAXではプラスエリアオプションを0円で利用できます。他社では通常1,100円かかるサービスなので、プラスエリアモードを頻繁に使う予定の方におすすめのプロバイダです。

▼Vision WiMAXの契約がおすすめのユーザー

WiMAXを最安級で利用するなら「GMOとくとくBB WiMAX+5G」

キャッシュバックで選ぶなら「GMOとくとくBB WiMAX」がおすすめです。

GMOとくとくBB WiMAX+5Gは、月額料金の割引、キャッシュバックの豊富なキャンペーンで実質月額最安級で利用できるWiMAXのサービスです。

ただし、キャッシュバックの受け取りは約1年後となっているため、キャッシュバック受け取りが心配な方はBroad WiMAXがおすすめです。

▼GMOとくとくBB WiMAXの契約がおすすめのユーザー

＼全員12,000円キャッシュバック／

契約期間に縛られたくないなら「BIGLOBE WiMAX」

BIGLOBE WiMAXの特徴は、契約期間の縛りがない点です。

多くのWiMAXプロバイダには２年間の最低利用期間が設定されていますが、いつまで契約を続けるか見通しが立たない…というユーザーには大きなメリットになるでしょう。

さらに、BIGLOBE WiMAXは24ヶ月目まで月額料金割引が自動適用されるので、確実にWiMAXの料金を安くできる点も魅力です。

▼BIGLOBE WiMAXの契約がおすすめのユーザー

＼端末購入で11,500円CB／

契約期間・違約金がないレンタルWiFiなら「縛られないWiFi」

縛られないWiFiは、株式会社25が運営するWifi正規品レンタルサービスです。契約期間の縛りがない「縛られないコース」と1年契約の「1年おトクコース」、WiMAXの5G対応端末が使える「5G対応コース」の23つのプランを提供しています。

WiMAXとクラウドタイプの2つのサービスを提供しているため、様々な環境や条件に合わせて契約できるのも魅力のひとつです。

縛られないWiFiの特徴は、縛られないコースであれば、名前の通り契約期間・違約金がないことです。端末もレンタルサービスになるため、端末の購入代金もかかりません。短期間の契約、お試しで使ってみたいという人におすすめできます。

また、通常クレジットカードのみのお支払いとなっていますが、1年おトクコースと5G対応コースなら口座振替に対応しています。

平日14:00までの受付で、最短当日発送と申し込みから使えるまでの期間が短いことも嬉しいポイントです。

＼端末無料レンタル／

WiMAXについてのよくある質問

WiMAXについて、よく見られる質問とその回答をまとめてみました。

WiMAXとはどんなサービス？

WiMAXとは、端末の電源を入れるだけで5Gに対応したデータ無制限のインターネット環境を作り出せるサービスです。

端末は、場所を問わずインターネットに接続できるモバイルルータータイプと、室内据え置き型のホームルータータイプの２種類があり、お好きな方を選択できます。

WiMAXと他のWiFiサービスの違いとは？

WiMAXと他のWiFiサービスの違いは、使用回線・エリア・端末・実測速度・料金プランの5点です。

どちらも、手元に端末があればスマホやパソコンなどの機器をインターネットに接続できるサービスですが、このようにさまざまな面で違いがあるため、どのサービスが自分に合うのか見極めることが大切です。

WiMAXのメリット・デメリットとは？

WiMAXのメリットとデメリットは、以下のとおりです。

WiMAXのメリット

工事不要で使い始められる 月額データ量上限なしで使える 5Gに対応した下り最大4.2Gbpsの超高速通信 すぐに使い始められる お得なキャンペーンが多数実施されている

WiMAXのデメリット

屋内や地下、地方では繋がりにくくなる場合がある 速度制限がある 途中解約すると高額な違約金がかかる場合がある プロバイダ選びに手間がかかる

WiMAXをおすすめできる人・おすすめできない人は？

WiMAXをおすすめできる人とできない人の特徴は、以下のとおりです。

WiMAXをおすすめできる人の特徴

自宅で光回線の開通工事ができなかった人 速度制限を気にせずインターネットを楽しみたい人 5G対応端末で高速通信を楽しみたい人 今すぐにインターネット環境を整えたい人 キャッシュバックや月額料金割引などのキャンペーンを利用し、お得にポケット型WiFiを契約したい人

WiMAXをおすすめできない人の特徴

屋内や地下など障害物が多い場所でインターネットを使いたい人 山間部や地方に住んでいる人 毎日、超大量のデータ通信を行う人 ２年や３年以内にWIMAXを解約する予定がある人

上のポイントを参考に、ご自身はWiMAXを契約すべきかどうかを検討してみましょう。

支払い方法はなにが選択できる？

基本はクレジットカードですが、プロパイダによって口座振替も可能です。

WiMAXサービスのプロバイダの多くは、支払い方法がクレジットカードのみとなっています。

ただ、UQ WiMAX・Broad WiMAX・BIGLOBE WiMAXでは口座振替も対応しています。

クレジットカード以外の支払い方法も選択できますが、手数料など支払う料金が違ってくるので、必ず契約前に確認しておきましょう。

契約期間、更新時期は？

最低2年や1年の契約期間が多いです。

契約期間、更新期間に関しては選ぶプロバイダによって変わりますが、多くのプロバイダでは最低利用期間として1年や2年の期間を設定しているケースが多いです。

ただし、最低利用期間が設定されている場合、設定期間を1日でも過ぎれば、いつでも無料解約できます。

速度制限はあるの？

原則ありませんが、短時間に大量のデータを消費すると速度制限にかかる可能性があります。

WiMAXはデータを無制限利用できる点が魅力ですが、大量のデータ消費を行うと、ネットが混雑する時間帯に速度制限を課せられることがあります。

速度制限にかかる目安は公式にアナウンスされていませんが、データ無制限だからといって、無茶な使い方はしないほうが良いでしょう。

まとめ：契約する前にWiMAXの特徴をきちんと理解しよう

本記事では、WiMAXそのものについてやメリット・デメリットについて解説しました。

今回紹介した内容はWiMAXの基本とも言えるので、これからWiMAXの契約を検討している人は押さえておきましょう。とくにメリット・デメリットについては自分の希望する要件にマッチするかをしっかり吟味し、契約後に後悔することがないように備えたいものです。

WiMAXの契約先で最もおすすめのプロバイダは「Broad WiMAX」です。

月額料金が直接割引されるため、特典の貰い忘れを防げます。さらに他社回線から乗り換えるユーザーは違約金補填があったり、WiMAX契約後に利用できる「いつでも解約サポート」などのサービスも充実しています。

WiMAXを初めて利用するユーザーには、「BIGLOBE WiMAX」がおすすめです。

契約期間が設定されていないので、いつでも違約金０円で解約できますよ。さらに、今ならデータ端末とセットで申し込むとキャッシュバックがつくのでお得です。

また、キャンペーンをフルに利用したい方はGMOとくとくBB WiMAXがおすすめです。WiMAXのプロバイダの中でも高額なキャッシュバックキャンペーンがあり、実質の料金を抑えることも可能です。ぜひチェックしてみてください。