数年前にインターネット回線を契約して、何となく更新を続けている方は多いのではないでしょうか。
しかし、インターネット回線の料金プランやキャンペーンの内容は、不定期に変更されるものです。もしかしたら、よりお得なプランができているかもしれませんし、数年前には存在しなかったよりお得な回線サービスが登場しているかもしれません。
場合によっては、かなり損をしている恐れもあります。
契約中のインターネット回線に不満がある方はもちろん、何となく同じものを契約し続けてきた方も、ぜひこの機会に乗り換えを検討してみてください。
この記事では
・インターネット回線を乗り換えるメリットとデメリット
・乗り換え先におすすめのポケット型WiFiとホームルーター
・違約金を負担してくれる、乗り換え先におすすめの光回線
・インターネット回線を乗り換える方法
を解説していくよ!
インターネット回線を乗り換えるメリット
インターネット回線の乗り換え手続きには何かと時間や手間がかかるものですが、それでも実行するだけのメリットはあります。
契約中のインターネット回線の料金や通信速度に不満がある方は、乗り換えを積極的に検討してみてください。
インターネット回線を乗り換えるメリット
- 月額料金が安くなる可能性がある
- 通信速度が改善する
- お得な特典を受けられる
月額料金が安くなる可能性がある
単純なことではありますが、契約中のサービスよりも月額料金が安いサービスへ乗り換えれば、毎月の出費を減らすことができます。
通信品質がほぼ同じであっても、月額料金は契約先によって大きく異なるもの。また、料金プランの改定によって、他社にお得なプランが増えている可能性もあります。
乗り換えをためらっているうちに、どんどん損している場合もあるよ。
通信速度が改善する
これまでとはまったく別のインターネット回線へ乗り換えることで、通信速度がアップするかもしれません。
例えば現在、ソフトバンクの電波を利用するポケット型WiFiを使っているものの、電波状況が芳しくない場合、ソフトバンクではなくauの電波を受信するポケット型WiFiを契約することで、通信が安定する可能性があります。
また、乗り換えによって機器が新しくなることでも、通信速度の向上が期待できるでしょう。
お得な特典を受けられる
インターネット回線を取り扱う業者の多くは、他社から乗り換えてきたユーザーに対して様々な特典を用意しています。
例えばGMOとくとくBB WiMAXでは、乗り換えユーザーを対象に最大49,000円のキャッシュバックを実施中です。その他のプロバイダでも非常に強力なキャンペーンを展開しています。
インターネット回線の乗り換えにはお金や手間がかかりますが、それを回収できるくらいの特典を受け取れる可能性がありますよ。
インターネット回線を乗り換えるデメリット
インターネット回線の乗り換えはメリットばかりではありません。もちろんデメリットもあります。
とはいえ、コツさえ知っていれば乗り越えられるものばかりです。
インターネット回線を乗り換えるデメリット
- インターネットが一時的に不通になる可能性がある
- 高額な解約金がかかる
- 乗り換え手続きが手間
インターネットが一時的に不通になる可能性も
現在契約中のインターネット回線の解約は、乗り換え先の回線が使える状態になってから行いましょう。
この順番が逆になると、インターネット回線をまったく使えない時期が生じてしまいます。
高額な解約金がかかる
契約中のプランによっては、解約時に数万円の解約金を請求される恐れがあります。
2022年7月1日に電気通信事業法が改正され、「解約金(違約金)の上限は、サービスの月額料金と同額まで」というルールが設けられました。しかし、同年6月30日以前に成立した契約には、改正後の法律が適用されていない可能性があります。
解約金が気になる方は、契約中のサービスが提供しているマイページなどで調べられるよ!
乗り換え手続きが手間
ひと昔前に比べればかなり楽になったものの、やはりインターネット回線の乗り換え手続きは面倒なものです。
専用サイトに個人情報を入力するだけでもかなりの手間ですし、手元に機器が届いた後は初期設定などが必要になります。
乗り換え手続きはスケジュールに余裕を持って、できるだけ作業時間を確保しやすい時期に行うようにしましょう。
自分に合っているインターネット回線へ乗り換えよう
インターネット回線には、主に以下の3種類があります。
インターネット回線
- 光回線
- ホームルーター
- ポケット型WiFi
それぞれメリット・デメリットが異なるため、一概に「これが一押し」とは残念ながら言えません。
自分の利用環境に合っている回線を選んでくださいね。
光回線
光回線では、光ファイバーを使ってデータの送受信を行います。電波を使用するポケット型WiFiやホームルーターよりも、通信が安定していて高速です。高品質なインターネット環境を自宅に構築したい方に適しています。
ただし、屋内に光ファイバーを引き込むための回線工事が必要です。
賃貸物件の場合、事前に大家さんなどに工事の許可を取らなければいけません。基本的には許可してもらえますが、物件によってはNGを出される可能性もあるため注意しましょう。
ホームルーター
ホームルーターは、屋内のコンセントに繋いで使用するWiFiルーターです。光回線とは異なり、自宅の工事をすることなく使うことができます。一方で、後ほど解説するポケット型WiFiのように屋外で使うことはできません。
ただし、同時期に発売された端末であれば、通信の安定性はポケット型WiFiよりもホームルーターの方が優れています。また、機器の同時接続台数もホームルーターの方が多いです。
ポケット型WiFi
ポケット型WiFiは、小型で持ち運びが可能なWiFiルーターです。光回線やホームルーターとは異なり、自宅内のみならず外出先でもWiFiを使えます。もちろん自宅の回線工事は必要ありません。
ただし、光回線・ホームルーターと比較すると、通信の安定性は低い傾向にあります。また、機器の同時接続台数もそれほど多くないため、たくさんの機器をWiFiに接続したい方は注意が必要です。
乗り換え先におすすめ!ポケット型WiFi&ホームルーター
ポケット型WiFiやホームルーターに興味がある方には、以下のサービスへの乗り換えがおすすめです。
シンプルWiFi
サービス・プラン名 | シンプルWiFi | |
---|---|---|
契約期間 | なし | |
エリア | 全国 | |
データ使用量 | 原則無制限 | |
使用回線 | ・WiMAX 2+ ・au4GLTE ・au 5G |
|
費用 | 月額料金 | 4,840円 |
事務手数料 | 3,300円 | |
端末代金 | 0円(レンタル) | |
解約金 | なし | |
実質月額料金(2年) | 4,772円 ※当サイト限定キャンペーン適用時 |
|
おすすめ申込窓口 | シンプルWiFi公式サイト | |
端末 | 回線タイプ | モバイルルーター |
端末名 | Speed Wi-Fi 5G X12 | |
最大速度 | アップロード | 183Mbps |
ダウンロード | 2.2Gbps |
WiMAXのホームルーターやポケット型WiFiをレンタルできるサービスです。
特徴は、名前の通り料金関連がシンプルであること。キャッシュバックキャンペーンなどはないものの、月額料金はずっと定額で変わりません。また、端末代も0円です。解約時も違約金0円で手続きできます。
インターネット回線の料金システムが分かりづらくて頭を抱えていた方には、とてもおすすめできるサービスです。
また、シンプルWiFiを使ってみて速度が遅い・電波圏外・・・などで解約を検討した際のサポートとして、他光回線やホームルーターなど紹介する「らくらく乗換アシスト」があります。契約してからのサポートも用意されているので、初めての契約でも安心です。
Broad WiMAX
※横にスクロールできます。
サービス | Broad WiMAX | |
---|---|---|
プラン名 | ギガ放題フラットプラン | |
契約期間 | なし | |
エリア | 全国 | |
データ使用量 | 原則無制限 | |
使用回線 | ・WiMAX 2+ ・au4GLTE ・au 5G |
|
費用 | 月額料金 | 初月:0円 2ヶ月目以降:4,708円 |
事務手数料 | 3,300円 | |
端末代金 | 31,680円 ※36回払いで実質無料 |
|
解約金 | なし | |
実質月額料金(2年) | 4,676円 | |
端末 | 回線タイプ | ホームルーター |
端末名 | HOME 5G L13 | |
最大速度 | アップロード | 183Mbps |
ダウンロード | 2.7Gbps | |
平均実測値※ | アップロード | 24.81Mbps |
ダウンロード | 166.07Mbps |
※2024年9月~11月の平均実測値(みんなのネット回線速度から引用)
Broad WiMAXは、契約期間の縛りがない「ギガ放題フリープラン」と2年契約の「ギガ放題バリュープラン」を提供しています。
月額料金は「ギガ放題バリュープラン」の方が安いため、契約期間の縛りに問題がなければ、こちらのプランを選んだ方がお得です。
また、WiMAXの5G対応プランは標準モードでau 4G LTE/5Gの電波を利用でき、データ容量も実質無制限です。プロバイダによっては、auやUQ mobileのスマホ代が割引になる場合も。
ドコモ・ソフトバンク・ワイモバイル以外のユーザーの方や、au・UQ mobileユーザーの方は、Broad WiMAXのホームルーターがおすすめです。
GMOとくとくBB WiMAX
サービス | GMOとくとくBB WiMAX | ||
---|---|---|---|
プラン名 | GMOとくとくBB WiMAX+5G | ||
契約期間 | なし | ||
エリア | 全国 | ||
データ使用量 | 原則無制限 | ||
使用回線 | ・WiMAX 2+ ・au4GLTE ・au 5G |
||
費用 | 月額料金 | 端発送月:1,375円 1ヶ月目以降:4,807円 |
|
事務手数料 | 3,300円 | ||
端末代金 | 27,720円 ※36回払いで実質無料 |
||
解約金 | なし | ||
実質月額料金(2年) | 4,322円 | ||
端末 | 回線タイプ | ホームルーター | |
端末名 | HOME 5G L11 | HOME 5G L12 | |
最大速度 | アップロード | 183Mbps | |
ダウンロード | 2.7Gbps | ||
平均実測値※ | アップロード | 15.24Mbps | 14.04Mbps |
ダウンロード | 100.19Mbps | 61.47Mbps |
※2023年2月~4月の平均実測値(みんなのネット回線速度から引用)
GMOとくとくBB WiMAXは、インターネットプロバイダーとして20年以上の運営実績を誇るGMOインターネットグループ株式会社が運営しているWiMAXプロバイダです。
現在、他社からの乗り換えの方に対し、最大49,000円のキャッシュバックを実施しています。解約金がネックでポケット型WiFiやホームルーターへの乗り換えができなかった方におすすめの回線です。
乗り換え先におすすめ!違約金を負担してくれる光回線
数ある光回線サービスの中には、他社インターネット回線を解約したときに請求される解約金を、キャッシュバックで補償してくれるところがあります。
今回はその中から特におすすめの4つの光回線をピックアップしました。
ドコモ光
エリア | 全国 | |
---|---|---|
申し込み窓口(プロバイダ) | GMOとくとくBB | |
プラン | ドコモ光タイプA(2年定期契約あり) | |
契約期間 | 2年(自動更新) | |
最大速度 | 1Gbps | |
月額料金 | 4,400円 | |
初期費用 | 事務手数料 | 3,300円 |
工事費(開通) | 16,500円 ※完全無料キャンペーン中 |
|
解約費用 | 違約金 | 4,180円 |
工事費(撤去) | なし | |
スマホセット割 | ドコモの割引額 | 最大1,100円 |
キャンペーン | ・最大20,000円キャッシュバック ・dポイント(期間・用途限定)プレゼント特典 |
ドコモユーザーの方にはドコモ光がおすすめです。「ドコモ光セット割」の適用条件を満たせば、スマホ代が月額最大1,100円割引されます。
割引は離れて暮らしている家族にも適用されるため、実家や親戚にドコモユーザーがいる方は、通信費を節約できます。
なお、ドコモ光の提携プロバイダであるGMOとくとくBB経由で申し込むと、他社で利用中のインターネットサービスの解約違約金補助として、20,000円キャッシュバックを還元してくれます。
ソフトバンク光
エリア | 全国 | |
---|---|---|
申し込み窓口(代理店) | NEXT | |
プラン | マンションタイブ | |
契約期間 | 2年 | |
最大速度 | 1Gbps | |
月額料金 | 4,180円 | |
初期費用 | 事務手数料 | 3,300円 |
工事費(開通) | 26,400円 | |
解約費用 | 違約金 | 4,180円 |
工事費(撤去) | なし | |
スマホセット割 | ソフトバンクの割引額 | 最大1,100円 |
ワイモバイルの割引額 | 最大1,188円 | |
キャンペーン | ・工事費実質無料 ・37,000円キャッシュバック |
ソフトバンク・ワイモバイルユーザーにはソフトバンク光がぴったりです。「おうち割 光セット」を適用すれば、スマホ代が毎月最大1,100円割引されます。
また、ソフトバンク光公式で「SoftBank あんしん乗り換えキャンペーン」を実施中です。他社サービスからソフトバンク光へ乗り換えた人を対象に、インターネット乗り換え時の他社への違約金・撤去工事費を最大100,000円還元しています。
さらに、ソフトバンク光の代理店であるNEXT経由で申し込むことで、工事費が実質無料と37,000円キャッシュバックが受けられます。
auひかり
エリア | 全国 | |
---|---|---|
申し込み窓口(プロバイダ) | GMOとくとくBB | |
プラン | マンション タイプV 16 | |
契約期間 | なし | |
最大速度 | 100Mbps | |
月額料金 | 4,180円 | |
初期費用 | 事務手数料 | 3,300円 |
工事費(開通) | 33,000円 | |
解約費用 | 違約金 | なし |
工事費(撤去) | なし | |
スマホセット割 | auの割引額 | 最大1,100円 |
UQ mobileの割引額 | 最大858円 |
au・UQモバイルユーザーにはauひかりが一押しです。「auスマートバリュー」を適用すれば、スマホ代が毎月最大1,100円割引になります。
また、他社からの乗り換えで最大30,000円がキャッシュバックされるキャンペーンも実施中です。適用条件はありますが、auひかりへ乗り換える方なら自然とクリアできるものしかないため問題はないでしょう。
なお、auひかりへの申し込み手続きは、プロバイダのGMOとくとくBBからがおすすめです。GMOとくとくBB経由で申し込むと、指定プランへの加入で最大77,000円の高額キャッシュバックが受けられますよ。
NURO光
エリア | 全国 | |
---|---|---|
申し込み窓口 | NURO光公式 | |
プラン | NURO 光 2ギガ(3年契約) プラン | |
契約期間 | 3年 | |
最大速度 | 2Gbps | |
月額料金 | 5,200 円 ※キャンペーンで1年目は980円 |
|
初期費用 | 事務手数料 | 3,300円 |
工事費(開通) | 44,000円 ※完全無料キャンペーン中 |
|
解約費用 | 違約金 | 3,850円 |
工事費(撤去) | 11,000円 | |
スマホセット割 | NUROモバイルの割引額 | NURO 光 との同時申し込みで、 NUROモバイルの月額基本料金を12ヶ月間792円割引。 |
ソフトバンクの割引額 (おうち割 光セット) |
最大1,100円 |
ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する光回線、NURO光は、比較的新しいサービスです。
NURO光では、他社の解約金をキャッシュバックで最大20,000円還元するキャンペーンを実施しています。「NURO 光 2ギガ(3年契約/2年契約)」のプランを契約する必要はありますが、NURO光のメインプランなので特に問題はないでしょう。
また、「NURO でんき」や「NURO ガス」などに同時申し込みすることで、キャッシュバックを増額することもできます。
引っ越しを機に電気やガスの契約先を見直そうと思っている方は、色々なサービスをNUROブランドにまとめることでお得になるかもしれません。
インターネット回線を乗り換える方法
インターネット回線を乗り換える際の基本的な流れは以下の通りです。
インターネット回線を乗り換える方法
- 乗り換え先のプロバイダで申し込み手続きをする。
- 手続き完了メールが届く。
- 乗り換え先のプロバイダでインターネットに接続できるようになったことを確認する。
- 乗り換え元のプロバイダを解約する。
乗り換え先のプロバイダで違約金負担キャンペーンなどを実施している場合は、この後に手続きをすることになります。
さて、本章で乗り換え手続きの流れについて詳しく解説する前に、光回線に関する基本的な用語を確認しておきましょう。
まず、よく耳にする「フレッツ光」や「光コラボ」の違いについてです。
「フレッツ光」と「光コラボ」の違い
フレッツ光 | NTTが提供している光回線サービス。契約先はNTT。 |
---|---|
光コラボ | NTT以外の会社が、NTTの光回線と別のサービスを組み合わせて提供しているもの。契約先はNTTではなく、光コラボレーション事業者。 |
光コラボレーション事業者はたくさん存在します。例えば本記事で取り上げたドコモ光やソフトバンク光は、光コラボレーション事業者です。
フレッツ光と光コラボは事業者が異なるため、月額料金などに差がでてくるよ。しかし、利用する光回線自体は同じものなので、対応エリアや通信速度には違いがないんだ!
そして、忘れてはいけないのが「電力系の光回線」の存在です。
光回線のサービスを提供しているのは、フレッツ光や光コラボだけではありません。以下5つの電力会社でも、自社が保有する回線網を使った光回線サービスを提供しています。
電力系の光回線
電力会社 | 光回線サービス |
---|---|
関西電力 | eo光 |
中部電力 | コミュファ光 |
中国電力 | メガ・エッグ |
四国電力 | ピカラ光 |
九州電力 | BBIQ |
フレッツ光や光コラボとは違う独自の通信回線を利用していることもあり、回線速度は速い傾向にあります。
ただし、フレッツ光や光コラボとは異なり、電力系の光回線は全国展開していません。利用可能地域は電力会社によって異なります。
以上を踏まえて、インターネット回線の乗り換え手順を見ていきましょう。
ポケット型WiFi・ホームルーターから光回線へ乗り換える方法
最も乗り換え手続きがシンプルなケースです。
光回線を新規契約し、インターネットにつながることを確認したら、既存のポケット型WiFiやホームルーターを解約してください。
なお、自宅内に光ファイバーが届いていない場合は、回線工事が必要です。スケジュールに余裕を持って手続きするようにしましょう。
フレッツ光から光コラボへ乗り換える方法
フレッツ光から光コラボへ乗り換えることは「転用」と呼ばれています。これは、現在使っている回線をそのまま利用して他社へ乗り換えるためです。
そのため、回線工事は必要ありません。契約先をフレッツ光から光コラボの事業者へ変更するだけで乗り換えが完了します。
手続きには、利用中の回線に関する情報が必要です。詳細はプロバイダの契約書やマイページを確認してください。
フレッツ光から電力系の光回線へ乗り換える方法
フレッツ光と電力系の光回線では、利用する回線が異なります。そのため、フレッツ光を解約してから、電力系の光回線を新規契約しなければいけませんし、回線工事も必要です。
そのためか、電力系の光回線では乗り換えユーザーに対して高額なキャッシュバックを用意していたり、工事費用を無料にしてくれるキャンペーンを実施していたりします。金銭的な負担については、それほど心配する必要はないでしょう。
最も問題なのは、インターネットに接続できない空白期間がどうしてもできてしまうことです。WiFiが使えないと仕事などに支障が出る場合は、一時的にポケット型WiFiなどをレンタルしましょう。
光コラボから他社の光コラボへ乗り換える方法
光コラボを契約中の人が他社の光コラボへ乗り換えることを「事業者変更」といいます。回線は既存のものを使用するため、工事は必要ありません。
乗り換え手続きも簡単です。まずは契約中の事業者から「事業者変更承諾番号」を取得してください。その後、新しい事業者に申し込みをすれば乗り換えが完了します。
電力系の光回線からフレッツ光や光コラボへ乗り換える方法
上で解説した「フレッツ光から電力系の光回線へ乗り換える方法」と真逆の手続きが必要になります。電力系の光回線を解約した後、フレッツ光や光コラボを新規契約してください。
手続きが面倒な上に回線工事も必要です。また、どうしてもインターネットを使えない期間が発生してしまうため、必要に応じてポケット型WiFiなどを短期契約しましょう。
インターネット回線を乗り換えるときの注意点
インターネット回線の乗り換え手続きをする前に、以下の点について確認しておきましょう。
インターネット回線を乗り換えるときの注意点
- インターネットが不通になる期間がないか
- 工事費の残債がないか
- 既存のメールアドレスが失効しても問題ないか
- キャッシュバックの受け取り条件
1つずつ説明していきます。
インターネットが不通にならないよう計画的に行動すること
乗り換え手続きの順番を誤ると、インターネットが不通になる空白期間が生じてしまうため注意しましょう。
乗り換え先によっては空白期間を避けられない場合もありますが、そのようなケースは限定的です。乗り換え手続きは計画的に進めましょう。
上の章でも触れましたが、乗り換え手続きの基本的な流れは以下の通りです。
- 乗り換え先のプロバイダで申し込み手続きをする。
- 手続き完了メールが届く。
- 乗り換え先のプロバイダでインターネットに接続できるようになったことを確認する。
- 乗り換え元のプロバイダを解約する。
工事費の残債がないか要チェック
光回線の乗り換え手続きをする際、解約金の額を気にする方は多いかと思います。しかし、同時に工事費の残債についても確認するようにしてください。
多くの光回線では工事費を分割払いにした上で、工事費と同額の割引を毎月適用することによって、「工事費実質無料」を実現しています。
しかし、まだ分割払いが残っているにもかかわらず解約手続きをした場合、その割引は無効になり、残債を一括請求されてしまうので気を付けましょう。
既存のメールアドレスが失効しても問題ないか
インターネット回線を契約したときに、メールアドレスが発行されることがあります。このアドレスをまったく使っていないのであれば問題ないのですが、他の何らかのサービスで利用した覚えがある方は要注意です。
契約中のインターネット回線を解約すれば、当然ながらそのアドレスも使えなくなってしまいます。その後は、重要なメールを受信できなくなってしまったり、利用中のサービスによってはログイン不可能になってしまったりする恐れも。
解約前に、本当にそのアドレスが使えなくなっても問題ないか、十分確認してくださいね。
キャッシュバックの受け取りには条件がある
キャッシュバックキャンペーンは、金額が大きくなればなるほど、適用条件も厳しくなっていく傾向があります。
例えば有料オプションへの加入が必須だったり、同じ事業者が提供している別のサービスを契約しなければいけなかったりすることもあります。もしかしたら適用条件を満たすことで、結果的にキャッシュバックとほぼ同額の出費が発生することになるかもしれません。
また、キャッシュバックが自動的には振り込まれず、別途受け取り申請をしなければいけないケースもあります。申請をうっかり忘れてしまうとキャッシュバックが無効になってしまうため、注意してくださいね。
まとめ:インターネット回線の乗り換えはキャンペーンを上手く活用しよう
インターネット回線の乗り換えには、どうしても時間や手間がかかってしまいます。
しかし、以下のようなメリットも得られるため、契約中のインターネット回線の料金や通信速度に納得できていない方は、乗り換えを積極的に検討してみてください。
- 月額料金が安くなる可能性がある
- 通信速度が改善するかも
- お得な特典を受けられることも
一方で、乗り換え時は以下の点に注意する必要があります。ただ、いずれも工夫次第で避けられるものばかりなので、それほど気にすることはありません。
- インターネットが一時的に不通になる可能性も
- 高額な解約金がかかるかもしれない
- 乗り換え手続きがちょっと大変
乗り換え先のポケット型WiFi・ホームルーターとしておすすめなのは以下の3つです。
- シンプルWiFi
- Broad WiMAX
- GMOとくとくBB WiMAX
また、乗り換え先の光回線としておすすめなのは、次の4つとなります。
- ドコモ光
- ソフトバンク光
- auひかり
- NURO光
いずれも乗り換えユーザーに対して、他社インターネット回線の解約金をキャッシュバックで補償してくれるキャンペーンを実施中です。上手く活用してお得に乗り換えてくださいね。
なお、キャッシュバックを受け取るためには所定の条件を満たす必要があります。詳細は申し込みページをご確認ください。
この記事の参考・引用サイト