自宅や外出先で手軽に使えることから、人気のWiMAX。
とても便利なサービスではありますが、似たような名前のプロバイダが非常に多いため、どれを契約すれば良いのか分からず、困っている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、数あるWiMAXのプロバイダの中から特におすすめの4社を厳選しました。各社で実施しているお得なキャンペーンについても紹介していきます。
また、自分に合うWiMAXプロバイダの選び方やWiMAXの実際の口コミもまとめています。WiMAXを契約したいけど、どこのプロバイダがいいのか分からない人はぜひ参考にしてみてください。
この記事では
・WiMAXとは
・WiMAXがおすすめの人、おすすめではない人
・WiMAXのおすすめプロバイダ
・WiMAXプロバイダの選び方
を解説していくよ!
そもそもWiMAXとは
「WiMAX(ワイマックス)」という言葉はよく目にするものの、そもそもWiMAXが一体どのようなサービスなのか理解している方は少ないのではないでしょうか。
WiMAXは「Worldwide Interoperability for Microwave Access」の略で、無線通信技術規格のひとつだよ。スマホでよく利用する「3G」、「LTE」や「5G」などと同じ仲間なんだ!
そんなWiMAXを利用することで、誰でも手軽にインターネットが楽しめるようになります。機器の難しい設定も必要ないのも、人気の理由です。
「○○WiMAX」の違い
もともと日本では、UQ コミュニケーションズが「UQ WiMAX」としてサービスを開始したWiMAX。今日では、UQ WiMAXだけでなく「Broad WiMAX」や「BIGLOBE WiMAX」など、様々な「○○WiMAX」が存在します。
ただ、あまりにも数が多いため、WiMAXを契約したくてもどれを選べば良いのか分からず、混乱してしまう方も多いかと思います。
安さにつられて契約したけど、低速なWiMAXに当たってしまったらどうしよう…?
実は、数ある「○○WiMAX」は全てWiMAX回線のプロバイダなんだ。つまり契約窓口に過ぎないから、どの窓口(プロバイダ)で契約しても中身(WiMAX)は同じだから安心してね!
各プロバイダで異なるのは、キャンペーンや月額料金、契約期間などです。通信サービスそのものは、どこと契約しても変わりません。
プラスエリアモードでより繋がりやすく
これからWiMAXを契約する方は、auの5Gに対応しているプランを利用することになります。具体的なプラン名はプロバイダによって異なりますが、「ギガ放題プラス」というワードが含まれていることが多いです。
基本的には、これだけでも十分快適に通信できるでしょう。しかし、山間部などの電波が届きにくい場所では、より繋がりやすい電波が必要になるケースもあるかもしれません。
そのようなときに役立つのが、800MHzの帯域を使える「プラスエリアモード」です。
プラスエリアモード(ゴールデンバンド)とは?
スタンダードモードではau 4G LTEに接続できるものの、実は「プラチナバンド(ゴールデンバンド)」と呼ばれる800MHzの帯域の電波は使えません。
プラチナバンドの電波は通信速度こそあまり速くないものの、障害物に強いのが特長です。そのため、山間部などの圏外になりやすい場所でも、プラチナバンドの電波を使うことで、通信できる可能性が高まります。
スタンダードモードで通信が途切れがちなときは、プラスエリアモードに切り替えてみましょう。もしかしたら快適に通信できるようになるかもしれません。
基本的にプラスエリアモードは有料オプションになるよ。料金はプロバイダによって異なるから確認してね!
WiMAXがおすすめの人
現在のWiMAXの大きな強みは、au 4G LTE/5Gに対応していることと、データ容量が実質無制限であることの2つです。
また、WiMAXでは、コンセントに挿すだけで使えるホームルーターと、手軽に持ち運べるポケット型WiFiの2タイプの通信端末を取り扱っています。
これらのことから、WiMAXをおすすめできる人の特徴は以下の通りです。
WiMAXがおすすめの人
- データ容量無制限のWiFiが欲しい人
- 通信品質に優れたWiFiを使いたい人
- 自宅の回線工事が難しい人
- 近いうちに引っ越しを予定している人
ここからは、WiMAXをおすすめできる人の特徴を詳しく説明していきます。
データ容量無制限のWiFiが欲しい人
これからWiMAXを新規契約する場合は、月間データ容量を気にする必要はありません。
以前のWiMAX(ギガ放題プラス系プラン)は、3日間で15GB使うと通信制限がかかってしまいました。しかし、2022年2月1日にこのルールは撤廃されています。
WiMAXは、データ容量無制限のWiFiを使いたい方におすすめのサービスです。
通信品質に優れたWiFiを使いたい人
WiMAXでは独自回線のWiMAX 2+に加えて、auの4G LTE/5Gの回線も利用できます。
au 4G LTEのサービスエリアは人口カバー率99.9%(※)。街中はもちろん、登山道や世界遺産、キャンプ場などの圏外になりがちな場所でも、比較的電波を拾いやすいのが特徴です。
(※) 国勢調査に用いられる約500m区画において、50%以上の場所で通信可能なエリアを基に算出。2020年12月末時点、KDDI調べ。
自宅の回線工事が難しい人
光回線を契約してWiFi環境を整える場合、自宅に通信回線を引き込むための工事をしなければなりません。簡単な工事ではありますが、家主の立ち合いが求められますし、賃貸物件の場合は管理会社や大家さんへの事前連絡が必要です。
一方、WiMAXではホームルーターやポケット型WiFiを使用するため、回線工事をすることなくWiFi環境を整えられます。
自宅の回線工事が難しい方にも、WiMAXはおすすめです。
近いうちに引っ越しを予定している人
賃貸物件に住んでいる人が光回線の回線工事を行った場合、退去時にも回線の撤去工事を実施しなければなりません。また、引っ越し先でも同じ回線を使いたい場合は、登録住所の変更等、引っ越しの手続きが必要です。
WiMAXは引越し先でも使用できるの?
WiMAXのホームルーターやポケット型WiFiは、引っ越し先でも面倒な手続き不要で使えます。
なお、郵便物の誤配送を防ぐため、WiMAXでも登録住所の変更手続きは必須です。しかし、WiMAXの端末自体は、住所変更の手続きをしなくても利用できます。
WiMAXがおすすめではない人
WiMAXは、以下のような人にはあまり向いていない可能性があります。
WiMAXがおすすめではない人
- プロバイダ選びに時間をかけられない
- 自宅で使うなら通信の安定性を最重視したい
- 通信エリアの範囲外に住んでいる
プロバイダ選びに時間をかけられない
WiMAXのプロバイダは約20社あります。上でも解説した通り、どこと契約しても通信品質は同じですが、月額料金などに差があるため、適当に選ぶわけにはいきません。
選択肢が多いのは良いことですが、たくさんあるとどこがいいのか困ってしまう人も多いかと思います。そのため、契約を急いでいてプロバイダをじっくり選べない人にはあまり向いていないかもしれません。
そこで本記事では、約20社あるWiMAXプロバイダからおすすめの4社を厳選しているよ!後ほど詳しく解説していくので、参考にしてね。
自宅で使うなら通信の安定性を最重視したい
WiMAXのルーターは、WiMAX 2+やau 4G LTE/5Gの電波を使って通信しています。これらの電波が上手く拾えない環境では通信できません。
そのため、通信の安定性を重視したい方には、不向きな通信サービスと言えます。
通信の安定性を重視したい人は、光ファイバーを使う光回線の方がおすすめだよ。
通信エリアの範囲外に住んでいる
WiMAXの端末は、WiMAX 2+回線やau回線のエリア外では使えません。そのような場所にお住まいの方には、WiMAX以外のサービスをおすすめします。
WiMAX以外なら「シンプルWiFi」や「クラウド WiFi」がおすすめだよ!詳細は後ほど、説明していくね。
WiMAXの通信エリアは、各プロバイダの公式サイトから確認可能です。契約前に必ずチェックしてください。
厳選!WiMAXプロバイダのおすすめはココ
今回は約20社あるWiMAXプロバイダの中から、おすすめの4社を紹介します。
WiMAXのおすすめプロバイダ4選
- Broad WiMAX
- BIGLOBE WiMAX
- Vision WiMAX
- カシモWiMAX
下記にて、おすすめ4選の料金や端末代金、契約期間を比較した表を用意しました。ぜひ参考にしてみてください。
プロバイダ | プラン | 月額料金 | 端末代金 | 契約期間 |
---|---|---|---|---|
Broad WiMAX | ギガ放題バリュープラン | 1~2ヶ月目(開通月含む):1,397円 3ヶ月目以降:3,883円 |
一括払い:21,780円 分割払い:605円×36回 |
2年 |
BIGLOBE WiMAX | ギガ放題プラス | 【クレジットカード払い】 初月:0円 1ヶ月目:2,079円 2~24ヶ月目:4,928円 25ヶ月目以降:4,928円 【口座振替】 ※支払い毎に振替手数料220円がかかります。 初月:0円 1ヶ月目:1,166円 2~24ヶ月目:4,015円 25ヶ月目以降:4,928円 |
21,912円 ※クレジットカード払いの場合、実質0円 |
なし |
Vision WiMAX | ギガ放題プラス | 初月:0円 1~24ヶ月目:4,103円 25ヶ月目以降:4,785円 |
21,780円 | なし |
カシモWiMAX | 縛りなしプラン | 初月:1,408円 1ヶ月目以降:4,378円 |
21,780円 ※36回の分割払い選択時、実質0円 |
なし |
キャンペーンが豊富な「Broad WiMAX」
Broad WiMAXのおすすめポイント
- WiMAX史上最速の下り最大4.2Gbps
- 最新端末が選べる
- 申込から8日以内ならキャンセル可能
- au、UQスマホとのセット割に対応
月額料金 | 初月:1,397円 1~36ヶ月:3,773円 37ヶ月~:4,818円 |
||
---|---|---|---|
月間データ容量 | 原則無制限 | ||
端末代 | 31,680円 | 契約期間 | 24ヶ月 |
※ギガ放題コスパDXプランの場合
※横にスクロールできます。
サービス | Broad WiMAX | ||
---|---|---|---|
プラン名 | ギガ放題コスパDXプラン | ギガ放題縛りなしDXプラン | |
契約期間 | 24ヶ月(自動更新なし) | なし | |
エリア | 全国 | ||
データ使用量 | 原則無制限 | ||
使用回線 | ・WiMAX 2+ ・au4GLTE ・au 5G |
||
費用 | 月額料金 | 初月:1,397円 1~36ヶ月:3,773円 37ヶ月~:4,818円 |
初月:1,397円 1~36ヶ月:3,960円 37ヶ月~:4,950円 |
事務手数料 | 3,300円 | ||
端末代金 | 31,680円 | ||
解約金 | 初月・1~24ヶ月目:4,818円 25ヶ月目以降:0円 |
なし | |
実質月額料金(2年) | 5,231円 | 5,418円 | |
端末 | 回線タイプ | ホームルーター | |
端末名 | HOME 5G L11 | ||
最大速度 | アップロード | 183Mbps | |
ダウンロード | 2.7Gbps | ||
平均実測値※ | アップロード | 13.37Mbps | |
ダウンロード | 171.88Mbps |
※2023年4月~6月の平均実測値(みんなのネット回線速度から引用)
Broad WiMAXでは、2年契約の「ギガ放題コスパDXプラン」と、契約期間の縛りがない「ギガ放題縛りなしDXプラン」を提供しています。
より安く利用できるのは、2年契約の「ギガ放題コスパDXプラン」です。契約期間の縛りはありますが、特に理由がなければ、ギガ放題コスパDXプランを選んだ方が安く利用できます。
キャンペーンを複数おこなっており、とくに他社からの乗り換えの際の違約金補填が手厚いため、途中解約で違約金がかかるので悩んでいる人におすすめです。
契約解除料0円!「BIGLOBE WiMAX +5G」
BIGLOBE WiMAXの
おすすめポイント
- 高額キャッシュバックあり
- 他社から乗り換えでさらにお得
- 契約期間実質縛りなし
- au、UQスマホとのセット割に対応
月額料金 | 初月:0円 1~24ヶ月:3,773円 25ヶ月~:4,928円 |
||
---|---|---|---|
月間データ容量 | 原則無制限 | ||
端末代 | 27,720円 (月770円×36回) |
契約期間 | なし |
サービス | BIGLOBE WiMAX | |
---|---|---|
プラン名 | ギガ放題プラスS | |
契約期間 | なし | |
エリア | 全国 | |
データ使用量 | 原則無制限 | |
使用回線 |
|
|
月額料金 | 初月:0円 1~24ヶ月:3,773円 25ヶ月以降:4,928円 |
|
事務手数料 | 3,300円 | |
端末代金 | 27,720円 (月770円×36回) |
|
解約金 | なし | |
実質月額料金(2年) | 5,066円 | |
最大速度(ポケット型WiFi) | Speed Wi-Fi 5G X12 下り:3.9Gbps 上り:183Mbps |
|
最大速度(ホームルーター) | ZTE Speed Wi-Fi HOME 5G L13 下り:4.2Gbps 上り:286Mbps |
BIGLOBE WiMAX +5Gの料金プランは1つだけで、とてもシンプルな料金プランになっています。
サービス開始月の月額料金は0円で、契約期間の縛りがなく、契約解除料も必要ありません。また、クレジットカード払いを選べば、端末代金も割引で実質0円になります。
BIGLOBE WiMAX +5Gは、WiMAXの初期費用を抑えたい方や、1年未満の短期利用を予定している方にぴったりのプロバイダです。
短期利用にはおすすめだけど、25ヶ月目以降になると月額料金が高くなるんだ。WiMAXを2年以上使う予定の方には、他のプロバイダがおすすめだよ。
分かりやすいプランなら「Vision WiMAX」
サービス | Vision WiMAX | ||
---|---|---|---|
プラン名 | ギガ放題プラス | ||
契約期間 | なし | ||
エリア | 全国 | ||
データ使用量 | 原則無制限 | ||
使用回線 | ・WiMAX 2+ ・au4GLTE ・au 5G |
||
費用 | 月額料金 | 初月:0円 1~24ヶ月目:4,103円 25ヶ月目以降:4,785円 |
|
事務手数料 | 3,300円 | ||
端末代金 | 21,780円 | ||
解約金 | なし | ||
実質月額料金(2年) | 4,802円 | ||
端末 | 回線タイプ | モバイルルーター | |
端末名 | Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | ||
最大速度 | アップロード | 183Mbps | |
ダウンロード | 2.2Gbps | ||
平均実測値※ | アップロード | 66.35Mbps | |
ダウンロード | 259.56Mbps |
※2023年2月~4月の平均実測値(みんなのネット回線速度から引用)
Vision WiMAXも料金プランが1つだけで分かりやすいです。契約期間の縛りや契約解除料がなく、サービス開始月の月額料金も0円になります。
Vision WiMAXは、公式サイト経由で2022年9月29日までの申し込みで、5,000円がキャッシュバックされます。
また、端末代金の一括払いを選択することで、事務手数料と同額の3,300円が割引になります。
端末の分割払いで端末代がお得に!「カシモWiMAX」
月額料金 | 初月:1,408円 1ヶ月~:4,378円 |
||
---|---|---|---|
月間データ容量 | 原則無制限 | ||
端末代 | 実質無料 ※ | 契約期間 | なし |
※36回払いの場合
サービス | カシモWiMAX | ||
---|---|---|---|
プラン名 | 縛りなしプラン | ||
契約期間 | なし | ||
エリア | 全国 | ||
データ使用量 | 原則無制限 | ||
使用回線 | ・WiMAX 2+ ・au4GLTE ・au 5G |
||
費用 | 月額料金 | 初月:1,408円 初月以降:4,378円 |
|
事務手数料 | 3,300円 | ||
端末代金 | 21,780円 ※36回の分割払い選択時、実質0円 |
||
解約金 | なし | ||
実質月額料金(2年) | 4,516円 | ||
端末 | 回線タイプ | モバイルルーター | |
端末名 | Speed Wi-Fi 5G X11 | Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | |
最大速度 | アップロード | 183Mbps | 183Mbps |
ダウンロード | 2.7Gbps | 2.2Gbps | |
平均実測値※ | アップロード | 14.02Mbps | 12.86Mbps |
ダウンロード | 60.06Mbps | 43.17Mbps |
※2023年2月~4月の平均実測値(みんなのネット回線速度から引用)
カシモWiMAXの「縛りなしプラン」の月額料金は、1ヶ月目以降ずっと4,378円で料金が固定です。
また、端末代金は36回の分割払いを選択することで割引が適用され、0円になります。一括払いを選択すると割引の対象外になってしまうので注意してください。
カシモWiMAXでは「Wi-Fiおかえしプログラム」を実施しています。カシモWiMAXを解約するとき、使用していた端末をカシモWiMAXへ返却すると、5,000円分のamazonギフト券がプレゼントされるキャンペーンです。
ただし、返却時に端末が破損・故障していたり、改造されていたりする場合は、プレゼントの対象外になってしまいます。キャンペーンを利用したい方は、端末を大事に扱いましょう。
WiMAXプロバイダの選び方
WiMAXのプロバイダを選ぶときは、以下3つの点を押さえておきましょう。
WiMAXのプロバイダを選ぶ際のポイント
- 通信品質や対応エリアは、どのプロバイダも同じ
- プランはギガ放題プラス一択
- 実質月額料金で比較すること
それぞれ詳しく見ていきましょう。
通信品質・対応エリアはどのプロバイダも同じ
上でも解説しましたが、WiMAXプロバイダはWiMAXという通信サービスの契約窓口に過ぎません。どのプロバイダと契約しても、利用する通信サービス自体は同じなのです。
そのため、「プロバイダA社はB社よりも通信品質が悪い」「B社の対応エリアはA社よりも狭い」などということはありません。通信品質も対応エリアも、全プロバイダ同じです。
したがって、WiMAXプロバイダ同士を比較する際は、通信品質や対応エリアを判断基準に入れる必要はありません。
プランはギガ放題プラス一択!
2022年7月1日以降、どのプロバイダも「ギガ放題プラス」プランのみ提供しています。
6月以前は、5G非対応のギガ放題系プランを選択できるプロバイダもあったのですが、すでに現在は新規契約できない状態です。
WiMAXについて解説しているサイトの中には、ギガ放題系のプランをおすすめしているものもあるけど、2022年7月1日以降は「ギガ放題プラス」プランのみだよ!
また、新端末の「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」「Speed Wi-Fi 5G X12」の発売に合わせて、新プランの提供が各プロバイダから発表されています。旧プランの方が月額料金は安いため、端末のこだわりがなければ販売終了する前に旧プランを選択するのも安く利用する一つの手です。
実質月額料金を計算してみよう
WiMAXプロバイダを料金で比較する際は、月額料金だけでなく「実質月額料金」も計算してみましょう。
実質月額料金は、プランの月額料金に初期費用や端末代金、キャッシュバックなどを反映した金額です。以下の式で算出できます。
【実質月額料金の計算方法】
(月額料金×契約月数+その他費用-割引・キャッシュバック)/契約月数
月額料金が破格に見えても、初期費用が高額だったり、キャッシュバックが0円だったりするプロバイダは要注意です。実質月額料金が他社よりも高い可能性があります。
WiMAXにかかる費用は決して安くありませんから、契約前に一度は実質月額料金を計算してみてください。
ギガ放題からギガ放題プラスへ変更した方が良い?
結論から言えば、現在ギガ放題系プランを契約している方は、ギガ放題プラス系プランへ変えることをおすすめします。
「今住んでいる所が5Gに対応していないから、プラン変更する必要はない」と考えている方は多いでしょう。しかし、ギガ放題系プランとギガ放題プラス系プランには以下の差があるのです。
ギガ放題系プラン | ギガ放題プラス系プラン | |
---|---|---|
対応エリア | WiMAX2+/au 4G LTE | WiMAX2+/au 4G LTE/au 5G |
下り最大速度 | 440Mbps | 2.7Gbps |
速度制限 | 3日で10GB | 実質無制限(一定期間内に大容量通信を行った場合、混雑する時間帯に通信速度制限の場合あり) |
ギガ放題プラス系プランは、下り最大速度が高速である上にデータ使用量の制限もほぼありません。
ギガ放題系プランは、WiMAX 2+の周波数帯の一部を5Gサービス用に切り替えていくため、2022年9月1日から順次サービスを縮小していくんだ。
切り替え後のエリアでは、WiMAX 2+の最大通信速度が440Mbpsから220Mbpsに低下してしまいます。対象エリアは、東名阪の主要都市部の一部地域から順次です。
ただ、対象エリア外の場所に住んでいたとしても、ギガ放題系プランよりギガ放題プラス系プランの方が優れていることは事実です。特に理由がなければ、ギガ放題プラス系プランへ変更した方が良いでしょう。
WiMAXのポケット型WiFi・ホームルーターのおすすめ機種
WiMAXで使えるWiFiルーターには様々な機種がありますが、基本的には最新モデルがおすすめです。
ここではポケット型WiFiルーターとホームルーターの最新機種の概要について解説します。
ポケット型WiFiルーター 「Speed Wi-Fi 5G X11」
「Speed Wi-Fi 5G X11」は、本体重量174gと軽量で約8時間の連続通信が可能です。また、「ロングライフ充電・省電力モード」を使えば、バッテリーの劣化や消費を抑えることができます。
対応ネットワーク | 5G(Sub6/NR化)/4G LTE/WiMAX2+ |
---|---|
ディスプレイ | 約2.4インチ/320×240ドット |
外形寸法 | 約136.0×68.0×14.8mm |
本体重量 | 約174g |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
連続通信時間 | 約490分(初期設定時) |
連続待受時間 | 約400時間(初期設定時) |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax 2.4GHz/5GHz(同時通信可能) |
最大接続数 | Wi-Fi:16台 USB:1台 |
Bluetooth | 5.1 |
USB | Type-C(USB 3.0) |
カラー | チタニウムグレー/スノーホワイト |
通信面ではWi-Fi 6に対応しているほか、4GHz/5GHzの同時利用も可能です。最新のセキュリティプロトコル「WPA3」にも対応し、強固なセキュリティで通信を保護してくれます。
自宅内では、電波の弱い場所でも通信が安定しやすくなることからアンテナを内蔵したクレードル(別売)に端末をセットして使うのがおすすめだよ。
クレードルにはLANポートが付いているため、有線接続も可能になります。
ホームルーター「 ZTE Speed Wi-Fi HOME 5G L12」
インテリアに溶け込みやすい、ホワイトを基調としたデザインのホームルーターの「 ZTE Speed Wi-Fi HOME 5G L12」はWi-Fi 6の4ストリームに対応しています。
複数端末と接続したり、大容量のデータ転送が発生する際も高速かつ安定した通信が可能です。
対応ネットワーク | 5G(Sub6/NR化)/4G LTE/WiMAX2+ |
---|---|
外形寸法 | 約101×179×99mm |
本体重量 | 約446g |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax 2.4GHz/5GHz |
最大接続数 | 5GHz:20台 2.4GHz:20台 |
カラー | ホワイト |
また、特定方向への電波の送受信が可能なビームフォーミング機能や、周波数帯を自動的に割り振って混雑を回避するバンドステアリング機能にも対応。
家族みんなでWiFiを快適に共有するための様々な機能が備わっています。
WiMAX以外なら、ここがおすすめ!
WiMAXがエリア外だったり、他のWiFi商品を探している場合は以下のサービスがおすすめです。
1. シンプルWiFi
2. ZEUS WiFi
3. クラウド WiFi
シンプルWiFi
「申し込みから解約まで分かりやすくてシンプル」というコンセプトのもと、2022年5月から提供が開始されたWiFiサービスです。
WiFiのサービス内容が分かりづらくて、使いづらいと感じている人にはおすすめできるWiFiです。
サービス・プラン名 | シンプルWiFi | |
---|---|---|
契約期間 | なし | |
エリア | 全国 | |
データ使用量 | 原則無制限 | |
使用回線 | ・WiMAX 2+ ・au4GLTE ・au 5G |
|
費用 | 月額料金 | 4,840円 |
事務手数料 | 3,300円 | |
端末代金 | 0円(レンタル) | |
解約金 | なし | |
実質月額料金(2年) | 4,978円 | |
おすすめ申込窓口 | シンプルWiFi公式サイト | |
端末 | 回線タイプ | ホームルーター |
端末名 | HOME 5G L12 | |
最大速度 | アップロード | 183Mbps |
ダウンロード | 2.7Gbps |
シンプルWiFiでは月額料金はずっと4,290円のまま変わりません。
レンタル端末にはなりますが、契約期間なしで利用でき、5G回線対応のポケット型WiFi・モバイルルーターなら「シンプルWiFi」がおすすめです。
シンプルWiFiのおすすめポイント
シンプルWiFiのおすすめポイントは契約の縛りがないので、違約金がかからないところです。契約の縛りがないところは多いですが、何年使っても違約金がかからないのは嬉しいポイントです。
さらに、シンプルWiFiは端末代0円です。端末の種類は、ホームルーターとポケット型WiFiのそれぞれ2種類があり、計4種類の端末から選ぶことができます。
ポケット型WiFi | ホームルーター | |||
---|---|---|---|---|
端末 | Speed Wi-Fi 5G X11 |
Galaxy 5G mobile Wi-Fi |
Speed Wi-Fi HOME 5G L12 |
Speed Wi-Fi HOME 5G L11 |
同時接続台数 | 最大16台 | 最大10台 | 最大40台 | 最大30台 |
サイズ | 約136×68×14.8mm | 約147×76×10.9mm | 約101×179×99mm | 約70×182×124mm |
下り速度 | 2.2 Gbps | 2.2 Gbps | 2.7 Gbps | 2.7 Gbps |
端末は、平日13時までの受付で最短即日発送してくれます。
急にWiFi環境を契約したくなった場合も、即日発送なら安心です。工事なども不要なので、端末が届いたらポケット型WiFiは電源を入れるだけ、ホームルーターはコンセントに挿すだけで利用開始できます。
ZEUS WiFi
ドコモとau、ソフトバンクの3大キャリアの回線が使えるZEUS WiFi。
現在地で最も繋がりやすい回線を自動的に選択し接続してくれるため、通信エリアに不安を感じている方にもおすすめできるポケット型WiFiルーターです。
プラン | 月間データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
スタンダードプラン ※()内はキャンペーン価格 |
20GB | 2,178円 (6ヶ月目まで980円) |
40GB | 2,948円 (6ヶ月目まで1,680円) |
|
100GB | 3,828円 (10ヶ月目まで1,980円) |
|
フリープラン | 20GB | 2,618円 |
40GB | 3,278円 | |
100GB | 4,708円 |
なお、スタンダードプランでも2年経過後は解約金が無料になります。
月額料金はスタンダードプランの方が圧倒的に安いため、最短でも2年は使う予定の方は、はじめからスタンダードプランを契約した方が良いでしょう。
ZEUS WiFiのおすすめポイント
ZEUS WiFiのおすすめポイントは無料で他社回線に乗り換えられる点です。
引っ越しなどを機にZEUS WiFiを解約したくなった場合は、「あんしん解約サポート」というサービスを利用してください。これは条件さえ満たせば、解約金0円で他社回線に乗り換えられるサービスです。
課金開始~30日以内 | 0円 |
---|---|
31日目~23か月目 | 10,450円 |
24か月目~25か月目 | 0円 |
以降2年ごとの更新月以外 | 10,450円 |
以降2年ごとの更新月 | 0円 |
更新月以外に解約すると、10,450円の解約金がかかってしまいます。しかし、あんしん解約サポートを使ってZEUS WiFiが提案する他回線に乗り換えれば、解約金が無料に。
ZEUS WiFiのカスタマーセンターに電話で連絡し、「あんしん解約サポートを使いたい」と伝えれば手続きできます。
クラウド WiFi
クラウド WiFiでは、主にソフトバンクの回線が利用できます。ドコモとauの回線も使えますが、あくまで副回線という扱いです。
月間データ容量 | 月額料金 | |
---|---|---|
プラン | 20GB | 2,580円 |
50GB | 2,980円 | |
100GB | 3,718円 |
月額料金が全体的にZEUS WiFiよりも安いため、ソフトバンク回線をメインで使用したい方には、クラウド WiFiが向いているでしょう。
クラウドWiFiの注意点
クラウドWiFiは解約申請のタイミングに注意しましょう。
クラウドWiFiには契約期間の縛りがありませんが、解約申請の締切日は決まっています。当月中に解約したい場合は、15日までに公式サイトから解約の申請手続きをしなければいけません。
16日以降に申請した場合、実際に解約されるのは翌月末になってしまいます。1ヶ月分の月額料金が余計に発生してしまうので注意してください。
まとめ:キャンペーンを活用してWiMAXをお得に契約しよう
データ容量無制限のWiFiが使えるWiMAX。
ネットコンテンツをたっぷり楽しみたい方や、光回線のような回線工事が難しい方にはぴったりのサービスです。
そんなWiMAXには、約20社のプロバイダが存在します。その中でも特におすすめなのは以下の4社です。
WiMAXのおすすめプロバイダ4選
- キャンペーンが豊富な「Broad WiMAX」
- 契約解除料0円!「BIGLOBE WiMAX +5G」
- モバレコ経由で初月無料!「Vision WiMAX」
- 端末返却で実質端末代がお得に!「カシモWiMAX」
また、プロバイダを選ぶ際は以下のポイントを押さえておきましょう。
WiMAXのプロバイダを選ぶ際のポイント
- 通信品質や対応エリアは、どのプロバイダも同じ
- プランはギガ放題プラス一択
- 実質月額料金で比較すること
2022年7月1日、電気通信事業法の改正に伴い、WiMAXプロバイダ各社の料金プランなどが一新されました。しかし、サイトによっては今でも古い情報が掲載されていることがあるため、注意してください。
WiMAXがエリア外だったり、他のWiFi商品を探している場合は以下のサービスがおすすめです。
WiMAX以外のおすすめ3選
- 端末代がかからない「シンプルWiFi」
- 解約金0円「ZEUS WiFi」
- 月額料金が安い「クラウド WiFi」
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この記事の参考・引用サイト
- [1]
- Broad WiMAX公式サイト
- [2]
- Broad WiMAX公式サイト
- [3]
- ZEUS WiFi公式サイト
- [4]
- クラウド WiFi公式サイト