引っ越し後もインターネットを使うには、現在の事業者との契約を継続するか、新しく契約し直すかの2つの選択肢があります。
実際に手続きを始める前に、既存の契約内容をしっかり確認しておくのがいいよ!
引っ越し時にはインターネットの手続き以外にも、やらなければならないことがあります。そのため、少しでも手続きを絞りたいという場合は、現在の契約を引っ越し後もそのまま継続することがおすすめです。
一方で、インターネットやプロバイダにかかる費用をなるべく抑えたい方にとっては、引っ越しは契約を見直すよい機会になります。
今回は、引っ越し時のインターネットに関する具体的な手続きや注意点などを解説します。
現在のインターネットやプロバイダ契約の確認方法や、引っ越し先でインターネットに繋がらない時の対処法もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
この記事では
・インターネット回線とプロバイダの概要
・現在のインターネット契約、プロバイダ契約の確認方法
・引っ越し先で継続契約するメリットとデメリット
・引っ越し先で継続契約するための手続き
・新たに契約し直すメリットとデメリット
・新たに契約し直すための手続き
・引っ越し時のインターネット手続きに関する注意点
を解説していくよ!
- 引っ越し前におさらい|インターネットとプロバイダ
- 使っているインターネット回線とプロバイダを確認
- 引っ越し先でインターネットを使う方法2つ
- インターネットを継続利用するメリット2つ
- インターネットを継続利用するデメリット2つ
- インターネットを継続利用する場合の手続き
- インターネットを新規契約するメリット2つ
- インターネットを新規契約するデメリット2つ
- インターネットを新規契約する場合の手続き
- 引っ越し時のインターネット手続きにおける注意点
- 工事が終わるまでの間にインターネットを使う方法
- インターネット回線の選び方
- プロバイダーの選び方
- 引っ越し先でインターネットがつながらないとき
- インターネットの新規契約におすすめな回線
- 引っ越し時のインターネット手続きでよくある質問
- まとめ
引っ越し前におさらい|インターネットとプロバイダ
引っ越しに際して、現在契約しているインターネット事業者などに連絡をとる必要があります。
しかし、実は契約先の事業者を知らなかったり、そもそもインターネットのしくみを理解していなかったりして、何から手をつければよいか途方に暮れてしまう方もいるでしょう。
インターネットを利用しているということは、インターネット回線を提供する事業者とプロバイダ事業者の2つと契約していることになるよ!
ここでは、インターネット回線とプロバイダについて、それぞれの概要や役割を解説していきます。
インターネット回線とは
インターネット回線とは、インターネットに接続するための設備のことを指します。
インターネット回線を利用するためには、その回線網を有する事業者と契約する必要があります。
最近は、はじめからインターネット回線が引かれている建物も少なくありません。ただし、回線を引いただけではインターネットを利用することはできず、あわせてプロバイダー事業者との契約が必要です。
プロバイダとは
プロバイダは、回線をインターネットとつなげる役割を担います。
インターネットは回線事業者と契約するだけでは利用できず、プロバイダから「IPアドレス」を発行してもらわなければなりません。
インターネット回線事業者はインターネットに通じる道を作り、プロバイダ事業者が提供するIPアドレスは、その道を通るための入場券の役割を果たします。
最初から回線が引かれている建物であっても、プロバイダ事業者と契約しなければ、インターネットは利用できないから注意してね。
IPアドレスとは
IPアドレスとは、インターネットに接続するパソコンやスマートフォンなどの機器に割り当てられる番号のことです。
わかりやすくいうと、インターネット上の住所にあたるもので、データのやり取りの際に送信先を間違えないようにするために使われます。
使っているインターネット回線とプロバイダを確認
インターネット回線によって引っ越し時の対応が異なるため、自分がどの事業者と契約しているのかを確認しなければなりません。
また、プロバイダについても調べておく必要があります。
契約書が手元にある場合は、契約書を見れば利用している回線とプロバイダが判明します。契約書を紛失してしまった場合は、以下を利用して確認しましょう。
- 通帳やクレジットカードの利用明細
- 通信速度計測サイト
- IPアドレス
ここからは、インターネット回線とプロバイダの具体的な確認方法を解説していきます。
インターネット回線の確認方法
契約書以外の、インターネット回線の確認方法は主に次の2つです。
- 預金通帳やクレジットカードの利用明細の確認
- 通信速度計測サイトの活用
預金通帳の履歴やクレジットカードの利用明細から、インターネット回線がどこかを調べられます。
回線の利用料金は、銀行口座からの引き落としやクレジットカードなどで支払われることが一般的です。それらを見れば、記載されている請求元を確認できます。
また、預金通帳やクレジットカード明細には、通常は契約している料金プランも記載されているため、あわせて目を通しておくとよいでしょう。
通信速度計測サイトとは、現状のネット回線速度を計測するサイトを指します。ほとんどの計測サイトは、名前のとおり回線速度のみを表示しますが、サイトによってはインターネット回線の種類を確認することが可能です。
インターネット回線は、光回線や電話回線などの種類があるよ。その他の回線の種類についても、次の項目で詳しく説明していくね。
インターネット回線は主に6種類
インターネットの回線は、主に次の6種類です。
回線の種類 | 特徴 | 引っ越し時の対応 |
---|---|---|
光回線 | ・通信速度が速く安定しているため現在の主流 ・光ファイバーという特殊なケーブルが用いられている |
移転手続きを行う |
ADSL(電話回線) | ・既存の電話回線を利用するため新たに工事が不要、2000年代に普及 ・NTTの基地局から遠いほど通信速度が遅くなる ・光回線と比較すると遅い |
解約を検討 |
ISDN(電話回線) | ・電話回線を利用している ・ADSLと比べると速度は遅いが、安定性は上回る |
解約を検討 |
CATV(ケーブルテレビ回線) | ・ケーブルテレビ(CATV)の回線を利用 ・光回線と比べると通信速度は劣る傾向 ・ケーブル放送とセットでインターネットの通信サービスに加入すると割引適用されることも |
移転手続きを行う |
ホームルーター | ・モバイル回線を利用 ・光回線に比べ通信の安定性がやや劣る ・工事が不要 |
地域の変更手続きのみ行う |
ポケット型WiFi | ・モバイル回線を利用 ・光ホームルーターに比べ通信の安定性がやや劣る ・工事が不要 ・持ち運びが可能 |
手続きは不要 |
ADSLとISDNは、NTTが電話網をインターネットプロトコル網に移行するため、2024年初頭に廃止することが決定しています。
どちらかを利用している場合は、引っ越しのタイミングで解約を検討することをおすすめします。
プロバイダの確認方法
プロバイダの確認方法は主に次の2つです。
- IPアドレスから確認
- 預金通帳やクレジットカードの利用明細の確認
先述のとおりインターネットを利用するには、プロバイダからIPアドレスが発行される必要があります。そのためIPアドレスを確認すると、発行元のプロバイダがわかります。
IPアドレスを確認できる専用サイトにアクセスすれば、瞬時にIPアドレスの確認が可能です。
IPアドレスがわかったら、一般社団法人JPNIC(日本ネットワークインフォメーションセンター)のサイトにある、検索窓にIPアドレスを打ち込みます。表示されるネットワーク情報内の「組織名」がプロバイダ情報です。
確認する際の注意点
ただし、フレッツ光で「IPv6」もしくは「IPoE」を利用している方については、本来プロバイダ名が表示される箇所に、IPv6・IPoEの提供会社名が表示されてしまいます。このケースでは、契約書を見る方法以外に確認ができない点に注意しましょう。
そのほか回線の種類の確認方法と同様に、預金通帳やクレジットカードの利用明細の確認をすることで、契約しているプロバイダの確認ができます。
プロバイダの利用料金は回線とは別に料金を支払っているため、請求元が記載されています。
引っ越し先でインターネットを使う方法2つ
引っ越し先でインターネットを使う方法として挙げられるのは、以下の2つです。
1.インターネット回線を継続利用する
2.引越しを機に新規契約する
既存の契約を残して引っ越しをするか、一度解約して別の事業者と新たに契約を結ぶかを選ぶことになります。
それぞれの内容をご説明します。
1.継続利用
既存の契約を継続して使う場合は、使う場所を変更する手続きのみを行う必要があります。
この場合は、解約したり新規契約を行う手間は不要になるよ。
ただし新居が集合住宅である場合、はじめからインターネット回線がひかれているケースも珍しくありません。
希望の固定回線を使うとなると、管理会社やオーナーの許可を得る必要があります。それらが煩わしい場合は、共通の固定回線を利用するとよいでしょう。
また先述のとおり、ADSLとISDNは2024年に廃止されることが決定しているため、現在いずれかを利用している場合は継続利用ではなく、解約の方向で検討するのがおすすめです。
なお、ホームルーターやモバイル回線を利用している場合は、複雑な手続きをせずに、引っ越し先でもそのまま利用することが可能です。
2.新規契約
引っ越しを機に既存のインターネット回線やプロバイダの契約を解約し、新たに契約を結ぶ方法もあります。
このケースでも、マンションやアパートに共通して引かれている回線以外は、通常、管理会社やオーナーの許可を得る必要があることに注意しましょう。
使いたい回線が利用できないといった事態を避けるため、工事の許可や回線のエリアを事前に確認しておきましょう。
インターネットを継続利用するメリット2つ
現在使っているインターネット回線の通信速度や料金、サポート体制などにこれといった不満がない場合は、引っ越した先でもそのまま継続利用するという選択肢があります。
引っ越し先でも既存のインターネットをそのまま継続して利用するメリットは、以下の2点です。
インターネットを継続利用するメリット
- 手続きが比較的少ない
- 解約金がかからない
継続利用の場合、解約の手間や解約金がかからないことが大きなメリットです。それぞれの内容を解説します。
1.手続きが比較的少ない
手続きが比較的少なくすむのが、既存のインターネットやプロバイダ契約をそのまま継続するメリットです。
忙しい引越しの時期に、インターネットの解約や新規申し込み、工事の立ち会いなどをしなくてはならないのは負担になるでしょう。また、インターネット事業者各社の契約内容を比較するのも、ある程度時間がかかります。
その点、継続して利用する場合は、契約中の回線事業者に引っ越しをする旨の連絡や、工事の立ち会いをすれば完了です。
2.解約金がかからない
一度回線を解約して、新しいインターネット回線への乗り換えをする場合、解約のタイミングによっては解約金が必要になる可能性があります。
一方で現在のインターネットやプロバイダ契約をそのまま引っ越し先でも利用する場合は、通常、解約金は発生しません。
そのため解約金の発生を避けたい場合は、既存の契約を継続させたほうがよいでしょう。
インターネットを継続利用するデメリット2つ
インターネットを継続利用する場合のデメリットは、次の2点です。
インターネットを継続利用するデメリット
- 移転手続き手数料や開通工事費がかかる
- 新規キャンペーンは適用されない
一度解約して新規に契約するケースに比べるとかかる費用は少ないものの、移転手数料や開通工事費が必要なことがあります。
また、新規キャンペーンでキャッシュバックを受けられないことも、デメリットです。
下記で1つずつ説明していきます。
1.移転手続き手数料や開通工事費がかかる
デメリットとして、継続利用とはいえ移転手数料や開通工事費がかかることが挙げられます。
具体的には、光回線を利用していてNTT東日本とNTT西日本のエリアをまたぐ引っ越しをした場合、移転元で契約解除をするのに手数料がかかることがあります。
それに、引っ越し先で開通工事費がかかる場合もあるよ。
ただし、これらの費用がかかったとしても、インターネット事業者によってそれぞれの金額は異なります。
事業者によっては移転工事費が安くなるキャンペーンを実施していることもあるため、あらかじめ確認しておきましょう。
2.新規キャンペーンは適用されない
新規契約の際に適用されることの多いキャンペーンの対象から除外される点も、引っ越し時にインターネット契約を継続するデメリットの一つです。
新規キャンペーンによるキャッシュバックを受けたい場合は、新しく契約し直すことをおすすめします。
少し手間はかかりますが、費用面で考えるとお得になるといえるでしょう。
インターネットを継続利用する場合の手続き
インターネットを継続利用する場合の手続きの流れは、以下のとおりです。
1.【集合住宅へ】回線設備が導入済みか確認
2.【賃貸住まいの場合】今の大家さんに連絡
3.今のインターネット業者に引っ越しの連絡
4.今のプロバイダ業者に確認
5.今の家のルーターを撤去する
6.新居に回線を引く工事に立ち会う
引っ越し先が集合住宅か一戸建てかで、必要な対応が異なります。また現在の家が賃貸住宅の場合も、大家さんに連絡する必要があります。
手続きの内容について、下記でそれぞれ解説します。
1.【集合住宅へ】回線設備が導入済みか確認
引っ越し先がマンションやアパートなどの集合住宅の場合は、回線設備が導入されているかを確認しましょう。
契約前の段階であれば不動産会社の物件データをチェックして、「インターネット対応」「インターネット完備」など回線が導入されているかどうかの記載があるか調べます。
入居後であれば、管理会社や大家さんに問い合わせましょう。
回線が導入されているときは、あわせて回線の種類と事業者名も聞いておくとよいでしょう。
2.【賃貸住まいの場合】今の大家さんに連絡
現在賃貸住まいで、自分が部屋に回線を引いたのであれば、引っ越しにあたって回線を撤去する必要があるかを管理会社が大家さんに聞いておきましょう。
撤去が必要である場合は、工事が必要になります。
その場合は、建物に引いたケーブルもしくは光ファイバーと、室内の光コンセントの差込口を撤去することになり、契約者は必ず工事に立ち会わなければなりません。
ただし、次の入居者が使うため、撤去の必要はないといわれるケースも少なくありません。
3.今のインターネット業者に引っ越しの連絡
インターネット回線業者とプロバイダが異なる場合、まずインターネット回線業者に引っ越しをする旨を連絡します。
インターネット回線事業者のほとんどは、移転を専用に受け付ける問い合わせ窓口を設置しています。
引っ越しの連絡をする際に伝えるのは、主に以下の項目です。
- 引っ越し先の住所
- 引っ越し先の住居形態(集合住宅・一戸建て)
- 現在の住居でインターネットを利用する最終日
- 契約者名
- 現在利用している電話番号
- 連絡がつく曜日と時間帯
4.今のプロバイダ業者に確認
インターネット回線事業者とプロバイダ業者が異なる場合、契約しているプロバイダ業者にも引っ越しの連絡が必要です。
問い合わせ窓口に電話するか、公式サイトの問い合わせフォームに必要事項を入力します。プロバイダ業者に伝える、あるいは確認する項目は以下のとおりです。
- 現在契約しているプランを引っ越し先でも継続利用できるか
- 移転希望日
- レンタル機器の返却の必要性
現在契約しているプランを、引っ越し先でも必ず継続できるかどうかはわかりません。引っ越し先の場所や住居の形態によって、適用されるプランが異なる可能性があります。
そのため既存の契約プランをそのまま利用できるかどうか、確認しましょう。
引っ越し先の住居がプロバイダの対応エリアから外れていた場合は、解約手続きを行わなければいけないよ。そして、転居後に利用が可能なプロバイダ探しを始める必要があるから確認はきちんとしよう!
一方、引っ越し先でも現在のプロバイダ契約を引き継ぐことが可能なことが確認できたら、正式に引っ越しの連絡をしましょう。
プロバイダの移転希望日を伝えるとともに、機器をレンタルしている場合は一度返却をする必要があるかどうかの確認を行います。
5.今の家のルーターを撤去する
必要に応じて、今の家のルーターを撤去しましょう。
使用していたルーターを取り外して引っ越し先でも使うか、一度送り返すかについて、インターネット回線事業者に確認します。
6.新居に回線を引く工事に立ち会う
現在のインターネットの契約を継続する場合であっても、基本的に新居に回線を引く工事が必要です。
工事に立ち会うことを求められるため、指定の日時には必ず在宅しているようにしましょう。
一般的に引っ越しが多い3月から4月にかけては、とくに混み合います。たとえばうっかり不在にしてしまったことで再度スケジュール調整をおこなうとなると、時期によっては工事がかなり先になるため注意が必要です。
インターネットを新規契約するメリット2つ
引っ越しにあたって既存のインターネットを解約し、新たに別の事業者と契約し直すメリットは主に次の2点です。
新たに別の事業者と契約し直すメリット
1.新規キャンペーン(キャッシュバックなど)が適用されることがある
2.安い回線を選べる
コスト面で考えると、継続して利用するよりも新規で契約を結び直したほうがお得といえるでしょう。
それぞれの内容を解説します。
1.新規キャンペーンが適用されることがある
インターネット回線を新規で解約すると、キャッシュバックなどの新規契約キャンペーンが適用されることが多いです。
キャンペーンの具体的な内容は事業者によって異なるものの、キャッシュバックを受けられたり、月額料金が割引、各種オプションサービスが無料になったりします。
これまでよりもお得になるの?
解約するタイミングによっては解約違約金が発生する場合もあるけど、新規契約キャンペーンで解約違約金分を相殺し、さらにキャッシュバックでお得になるケースもあるんだ!
インターネット事業者によっては新規契約の方を対象に、開通工事が無料になるキャンペーンを実施していることもあるため、これらを利用することで費用を抑えることが可能です。
2.安い回線を選べる
引っ越しのタイミングで、インターネット回線を乗り換えることで、月額料金が安い回線を選び直せることも、大きなメリットといえるでしょう。
たとえば引っ越しを機に、使っているスマートフォンとセット割引が適用される回線の契約をするのもおすすめです。
毎月のインターネットの利用料金を抑えるためにも、引っ越しの機会にインターネット回線を見直すことが重要だよ。
そのほか、サービス提供の終了が決まっているADSLやISDNなどに加入している場合も、この機会に早めに回線の変更をしておくとよいでしょう。
インターネットを新規契約するデメリット2つ
引っ越し時に従来のインターネット契約を解約し、新規契約をするデメリットとして挙げられるのは、以下の2点です。
新規契約をするデメリット
1.解約違約金や開通工事費がかかる
2.手続きが増える
1つずつ、内容を確認していきましょう。
1.解約違約金や開通工事費がかかる
それまで使っていたインターネット回線を解約する際は、契約内容や解約のタイミングによっては、解約違約金がかかることがあります。
また既存の回線を使い始める際に行った工事の費用を分割で支払っていた場合は、残債費用が違約金に上乗せされることが一般的です。
引っ越しに際して回線の乗り換えを検討する場合は、解約で発生する金額を考慮しておくとよいでしょう。
2.手続きが増える
インターネット回線を継続して利用するよりも、手続きの手間が増えることもデメリットの一つです。
引っ越し先でも既存の契約を継続する場合は、事業者への引っ越しの連絡と、新しい住居での回線工事への立ち会いで済みます。
しかし、乗り換えを選択した場合は契約中の回線の解約、新しく加入する回線への申し込み、回線工事への立ち会いの3つを行う必要があります。
引っ越しにあたっては、インターネットの手続き以外にもさまざまな手続きをしなければなりません。1つでも手続きを少なくしたいという方は、現状の契約をそのまま継続することをおすすめします。
インターネットを新規契約する場合の手続き
引っ越しにあたってインターネットを新規契約する場合の手続きは、以下のような流れで行います。
1.今のプロバイダ業者に解約の連絡
2.【賃貸住まいの場合】今の大家さんに連絡
3.インターネット業者などに新規申し込み
4.今の家のルーターを撤去する
5.新居に回線を引く工事に立ち会う
6.インターネットの設定をする
これまでの契約を維持したまま引っ越すケースと重複する手続きがある一方、新規契約のみに必要な手続きもあります。
それぞれの手続きについて解説します。
1.今のプロバイダ業者に解約の連絡
今回は、プロバイダ業者を通じてインターネット回線の契約を行っているケースを想定してご説明します。
引っ越しが決まったら、契約中のプロバイダ業者に解約の連絡をするとともに、以下の3つの項目を確認しましょう。
- 解約違約金の有無
- 機器の返却の必要性
- 残りの利用料金の支払い方法
解約のタイミングによって解約違約金がかかることがあるため、解約違約金の金額と一緒に、解約違約金が発生する期間を聞いておきます。
もう少しでその期間が終了するという場合は、月額料金と解約違約金を比較し、可能であれば解約時期を変更するという選択肢もあります。
解約する時期を決めたら、電話や公式HPの問い合わせフォームなどから、プロバイダに「引っ越しのため解約する」旨の連絡を入れておこう!
解約する際、レンタル機器を返却する必要があるか、返却の必要がある場合は送料を負担するのかなどを確認します。
また残りの費用について、日割りで支払うのか、1ヶ月分をまとめて支払うのかなど、支払い方法も確認しておきます。
2.【賃貸住まいの場合】今の大家さんに連絡
現在の住まいが賃貸住宅であれば、管理会社や大家さんに自分が引いたインターネット回線について、撤去工事をする必要があるのかを問い合わせましょう。
次の住民が使うため、撤去工事は必要ないと言われる可能性もあります。
完全に撤去しなければならない場合は、工事を依頼するために契約しているプロバイダ業者への連絡も必要です。
3.インターネット業者などに新規申し込み
引っ越し後に利用するインターネット回線事業者と、プロバイダ事業者にそれぞれ新規申し込みをします。
事業者によっては店頭での申し込みも可能ですが、インターネットか電話での申し込みが一般的です。
インターネット回線事業者とは、主に以下のやりとりをします。
- 提供エリアの確認
- 加入したいサービスとプロバイダの選択
- 個人情報の伝達
プロバイダ事業者には、回線事業者との契約の後に申し込みの連絡をしましょう。
ここでも、インターネット回線事業者の名前や加入を希望するコース、個人情報などを伝達します。
4.今の家のルーターを撤去する
回線事業者とプロバイダ事業者に契約の申し込みをしたら、今使っているルーターを撤去します。
撤去工事の必要がない場合、郵送で返送するケースが多いです。
5.新居に回線を引く工事に立ち会う
インターネットを契約を継続するケースと同様に、新居に回線を引く工事を行う場合は、工事への立ち会いが必要です。
工事は通常、1〜2時間程度あれば終わります。
なお、新居がもともとインターネット回線が備わっている部屋であれば、工事は不要です。指定のルーターを差し込むだけでインターネットが使えるようになるでしょう。
6.インターネットの設定をする
インターネット回線やプロバイダを変更した場合は、工事を行った後に設定をしなければなりません。
設定方法は説明書に記載があるほか、インターネットで「ルーター名+プロバイダ設定」と検索をかけたりすることで、設定方法の確認が可能です。
LANケーブルでつなげるケースとWiFiで接続するケースがあるため、自分に当てはまるほうを見ておきましょう。
引っ越し時のインターネット手続きにおける注意点
引っ越しに伴うインターネットの手続きに関して、注意点は次の7点です。
引っ越し時のインターネット手続きにおける注意点
1.インターネットが使えない期間が生じるかも
2.引っ越し先での工事に立ち会いが必要なケースも
3.引っ越し先では以前のようにつながらないかも
4.インターネットとプロバイダ業者、両方に伝える
5.レンタル機器の返却を忘れない
6.撤去工事が必要かどうかを確認する
7.最終の支払い日や金額を確認しておく
引っ越し時はインターネット関連の手続き以外にもやるべきことが多く、バタバタしてしまいがちです。
注意点をおさえておくことで、トラブルや余計な手続きが生じるのを避けましょう。
1.インターネットが使えない期間が生じるかも
既存の契約を継続するときも別の事業者に乗り換える場合も、新居にインターネット回線を引き込む工事が必要です。
引っ越し後すぐに工事が行われない場合、インターネットを使えない期間が生じることがあります。工事日程が埋まっているといった理由で、想定していた時期よりもかなり遅くなるケースも少なくありません。
そのため、できるだけ余裕を持って、早めに工事の申し込みをすることがおすすめです。
インターネットの空白期間が生じてしまう場合
インターネット開通工事までに空白期間が生じてしまう場合は、スマートフォンのテザリング機能を利用するという方法もあります。
テザリングとは、スマートフォンなどのモバイル端末のデータ通信を利用して、パソコンやタブレットなどをインターネットに接続する機能のことだよ。
家にいる際のパソコンやタブレット端末などの使用を最低限にとどめるのであれば、テザリングでも十分なケースもあります。
ただし、長時間テザリング機能を使うと、スマートフォンのデータ容量を超えてしまう可能性があるため、動画鑑賞やゲームをプレイするといった用途にはあまり向いていません。
必要な期間のみ、ホームルーターやモバイルWiFiルーターのレンタルを導入する方がおすすめです。
2.引っ越し先での工事に立ち会いが必要なケースも
新居での回線工事が必要な場合、基本的には立ち会いをする必要があります。
先述のとおり、回線を引き込む工事であれば1〜2時間程度の時間をみておきましょう。
すでに建物内に回線が引かれており、部屋まで回線を引き、機器を設置するだけであれば30分〜1時間程度あれば終わるはずです。
3.引っ越し先では以前のようにつながらないかも
引っ越し先では、回線速度が落ちたと感じるなど、以前の住居のようにインターネットがつながらない可能性もあります。
夜間や休日などに急に回線速度が落ちるといったように、不安定になるケースも珍しくありません。
これらは、エリアや建物の配線方法などの条件や環境によって、回線スピードや安定性が変動することが原因です。
ただし、IPv6(IPoE)という接続方式の場合、高速かつ安定した通信が実現する可能性が高まります。
IPv6(IPoE)はインターネットに接続する前に「網終端装置」を経由する必要がないから、混雑するポイントを避けられるんだ!
4.インターネットとプロバイダ業者、両方に伝える
プロバイダの事業者を通じてインターネット契約も行っているケースを除き、基本的には回線とプロバイダ、双方の事業者に引っ越しすることを伝える必要があります。
別々に契約をしている場合は、継続利用であっても解約であっても、回線事業者に伝えるだけでは不十分であるため注意が必要です。
5.レンタル機器の返却を忘れない
ルーターなどのレンタル機器を返却しなければならない場合、返すのを忘れないようにしましょう。
引っ越し先でも契約を継続する際には返却を求められないことが多いですが、解約時には必ず返却しなければなりません。
期日までに返却しないと違約金がかかる可能性があるため、必ず、返却の必要性と返却期日を確認しておきましょう。
6.撤去工事が必要かどうかを確認する
インターネットやプロバイダ契約を解約する場合、自分が集合住宅に引いた回線を撤去しなければならないことがあることは、すでにお伝えしたとおりです。
そのため回線の撤去工事が必要かどうかを、大家さんや管理会社に聞くことを忘れないようにしてください。
7.最終の支払い日や金額を確認しておく
最終の支払日や金額の確認をすることも重要です。
解約月は日割り計算ではなく、どのタイミングでの解約であっても1ヶ月分の利用料金を請求されることが一般的です。
工事が終わるまでの間にインターネットを使う方法
有線のインターネット回線の場合、回線工事が終わるまでインターネットを利用できません。
引っ越しシーズンなど工事が立て込む場合は、工事が実施されるのは申し込みから数ヶ月先になるといったことも想定されます。
その場合、工事が終わるまでは、ホームルーターやポケット型WiFiなどのモバイル回線をレンタルして乗り切る方法がおすすめといえるでしょう。
ホームルーター
ホームルーターは、回線工事の必要がなくコンセントにつなぐだけで自宅にWiFi環境を整備できる機器のことです。
ポケット型WiFi
ポケット型WiFiも工事なしでインターネットが利用できます。しかし、ホームルーターとは違い、充電式なので持ち運びに便利です。
そのほか、スマートフォンのテザリング機能を利用するという選択肢もあるでしょう。パソコンやタブレット端末を最低限使う程度であれば、テザリング機能のみでも十分かもしれません。
しかし、テザリング機能はスマートフォンの容量を使ってしまうことになるんだ。さらに、格安SIMユーザーである場合、機種によってはテザリングを利用できないケースもあるよ。
工事が終わるまでの間は「シンプルWiFi」がおすすめです。後ほど詳しく説明していきます。
インターネット回線の選び方
ここまで引っ越しに伴うインターネットの手続きを解説してきましたが、そもそもお得にインターネットの回線を選ぶには、どのような点をおさえるとよいのでしょうか。
インターネット回線を選ぶ際には、「実質料金」を比較検討することが重要です。実質料金は、契約期間中に支払う実際の料金のことで、下記のような計算式で算出します。
実質料金の計算方法
実質料金=(「契約期間中の月額料金」+「初期費用などの支払う金額」)−「キャッシュバックなどの還元額」
実質料金を契約期間の月数で割り、一ヶ月あたりの実質月額料金も計算するとよいでしょう。
実質月額料金に影響する要素としては、主に以下の3つが挙げられます。
- スマートフォンとのセット割引き
- キャッシュバックキャンペーン
- 工事費の割り引き
特に割引額が大きいのは、スマートフォンとのセット割引きです。自分のスマートフォンのキャリアに合わせて回線を選ぶことをおすすめします。
また、インターネット回線の申し込み窓口によって実施しているキャンペーン内容や工事費の割り引き状況などが異なるため、もっともお得な窓口を選択するようにしましょう。
プロバイダーの選び方
プロバイダを選ぶ際に重視したいポイントは、主に以下の4つです。
- 月額料金
- 通信速度
- 割引キャンペーン
- 提供するサービス
それぞれ詳しく説明していきます。
月額料金
プロバイダを選ぶ判断基準としてまず挙げられるのは、月額料金です。
1ヶ月あたりのプロバイダの使用料は、1,000円程度が相場だといわれています。インターネットの月額料金は、回線にプロバイダの使用料が上乗せされるため、トータルでお得な料金になるように検討しましょう。
通信速度
通信速度も、プロバイダ選定時に重視したい項目です。
インターネットの読み込みが遅かったり、動画が頻繁に途切れてしまったりすると、どうしてもストレスが溜まるものです。
このような状況が起きる理由は、インターネット回線ではなくプロバイダにある場合もあります。
プロバイダによってはサーバーの質や処理能力に問題があるケースも存在し、そのような場合は速度の速いインターネット回線を使っていても、反映されないという状況に陥ります。そのため通信速度を求める場合は、多少料金が上がっても速度対策を行っているプロバイダを選ぶことをおすすめします。
割引キャンペーン
プロバイダを選ぶ際のポイントの3つめは、割引キャンペーンです。
ほとんどのプロバイダで期間限定の割引キャンペーンを行っています。
一般的にプロバイダは契約年数が決まっており、契約更新のタイミング以外で解約すると解約違約金が発生してしまいます。そのため契約満了時に他のプロバイダに乗り換えるケースが多いことを見越して、各社がお得なキャンペーンを実施しているのです。
ただし、このようなキャンペーンは実際に割引が適用されたりキャッシュバックを受けられたりするのが、数ヶ月〜1年後のケースもあります。
キャッシュバックの受け取り連絡メールが届いても、見逃してしまったり注意する点も多いんだ。
提供するサービス
4つ目は、提供するサービスです。
プロバイダによっては会員のみを対象とした、あるいは優先的に楽しめる動画や音楽、ショッピングなどのサービスコンテンツを提供している場合があります。
これらのサービス内容を考慮して、プロバイダを選択してもよいでしょう。
引っ越し先でインターネットがつながらないとき
引っ越し先でインターネットに接続できないという場合には、以下の点を確認するとよいでしょう。
インターネットに接続できない場合に確認する点
- インターネット回線業者と契約しているか
- プロバイダ事業者と契約しているか
- 回線工事は終わっているか
- LANケーブルは正しくつながっているか
- パソコンや機器の設定は終わっているか
すでにお伝えしたとおり、プロバイダを通じて回線の契約をしているケース以外は、インターネット回線とプロバイダの契約は別々に行います。
インターネット回線の契約はもちろん、プロバイダの契約も済んでいるかどうか確認しましょう。
また詳しくは後述しますが、LANケーブルが問題なく接続されているか、パソコンのプロバイダ設定や無線LANルーターが正しく設定されているかもチェックする必要があります。
インターネット対応物件は主に3タイプ
インターネットに対応しているという触れ込みの物件に引っ越ししたものの、インターネットに接続できないというケースも存在します。
インターネット対応物件であれば、何もせずにすぐインターネットが利用できると考えてしまうかもしれません。
しかし、インターネット対応物件は次の3種類があり、それぞれ必要な対応が異なるのです。
- インターネット完備(回線・プロバイダ導入済み)
- インターネット対応(光回線のみ)
- インターネット無料(Wi-Fi付き)
ここからは、それぞれのタイプ別の、インターネット接続に必要な対応をお伝えします。
インターネット完備(回線・プロバイダ導入済み)
インターネット完備の物件は、回線とプロバイダの両方とも導入済みである点が特徴です。そのため、以下の3つのメリットがあります。
インターネット完備のメリット
- 入居後すぐにインターネットが使える
- プロバイダ契約も必要ない
- ほとんどの場合、WiFiも利用できる
インターネット完備の物件は、インターネット回線はもちろんプロバイダ契約もされているため、加入のための手続きは不要です。また多くの場合、部屋に無線ルーターがすでに設置されています。
ルーターが設置されていればWiFiによる無線接続も可能で、パソコンだけでなくタブレットやスマートフォンもインターネットに接続できます。
しかし、1つの回線を建物内のすべての部屋で共有するため、夜間や土日などは回線が混み合う可能性があるよ。
また、賃貸情報にインターネット無料と記載されていても、実際には家賃にインターネット料金が上乗せされているケースも少なくありません。
そのため、自分で個別に回線を契約しようとしている方にとっては、その分の金額が無駄になってしまいます。
インターネット対応(光回線のみ)
インターネット対応の物件は、マンションをはじめとする集合住宅にインターネット回線が引き込まれていることが特徴です。
しかし、それぞれの部屋のなかまでは配線されていない場合もあり、その場合は部屋に回線を引く工事をしなければなりません。
また、回線のみの導入であるため、自分でプロバイダ契約をする必要があります。
裏を返すと、自分でプロバイダ事業者を選択することはできるものの、インターネット回線は決められたものを利用するしかないことを意味します。自分で契約したい回線がある場合は、別途、回線の契約をする必要があります。
インターネット無料(WiFi付き)
インターネット無料(WiFi付き)は、マンションやアパート全体で1つのインターネット回線を契約している物件です。
無線ルーターを用意する必要はなく、設置されたルーターに記載されたSSIDとパスワードを入力すれば、すぐにパソコンやタブレットをインターネットにつなげられます。
ただしインターネット完備の物件と同様、集合住宅で1つの回線を共有しているため、インターネットの利用者が多い時間帯や曜日では、回線速度が混み合う点がデメリットです。
LANの接続やパソコンの設定を確認する
インターネットがつながらないときは、LANの接続やパソコンの設定の確認も欠かせません。
また、パソコンや機器の設定は下記の通りです。ここでは、Windows10のケースを挙げてお伝えしましょう。
1.パソコンと回線終端装置(ONU)をLANケーブルで接続する
2.パソコンの電源を入れ、左下にあるWindowsのマークを右クリックする
3.「ネットワーク接続」をクリックする
4.ダイヤルアップを選択し、「新しい接続を設定する」をクリックする
5.「インターネットに接続する」を選択して右下の「次へ」をクリックする
6.「新しい接続をセットアップする」を選ぶ
7.接続方法について「ブロードバンド(PPPoE)(R)」を選択する
8.プロバイダの書類に記載されているユーザー名とパスワードを入力後、「接続」をクリックする
9.インターネット接続が完了
無線LANルーターの設定方法は以下をご参照ください。
1.パソコンと回線終端装置(ONU)をLANケーブルでつなぐ
2.有線LAN接続でインターネットを使えることを確認のうえ、ONUとパソコンの電源を切り、LANケーブルをはずす
3.LANケーブルでパソコンと無線LANルーター、ONUをつなげる
4.ONUの電源を入れた後2分ほど経過したら、無線LANルーターの電源を入れる
5.パソコンやスマートフォンの電源を入れて、無線機能(Wi-Fi)が有効かどうかを確認する
6.Wifiのリストの中から使用中のルーターのSSIDを選択肢、セキュリティコードを入力する(無線LANルーターの底面などに貼付されているもの)
7.インターネットに接続されたかを確認する
インターネットの新規契約におすすめな回線
インターネットを新規契約する際におすすめなのは、光回線であれば「auひかり」、ホームルーターであれば「シンプルWiFi」です。
それぞれの特徴やメリットなどをご紹介します。
インターネットを新規契約しようとしている方は、ぜひ参考にしてください。
速度が安定している光回線なら「auひかり」
auひかりは、KDDI株式会社が提供するインターネット接続サービスで、自社独自の光回線網を使用している点が特徴です。
auひかりはNTTフレッツ光ではなくKDDIが所有する光回線の通信網を使うため、ユーザー数がある程度限られています。
KDDIが所有する独自回線を使っていることからauひかりは、回線が混雑しにくく速度が安定していることが特徴だよ。
たとえば、マンションの建物共用部まで光ファイバーが引き込まれているマンション向けの、マンションタイプG(G契約、16契約以上)の月額料金は以下のとおりです。
2年契約で料金がお得になる「お得プラン」 | 4,730円 |
---|---|
契約期間がない「標準プラン」 | 5,940円 |
auひかりのメリット
- 独自回線のため通信速度が速い
- プロバイダを選択できる
- 工事費が実質無料になる
- auスマートバリューでスマートフォン・ケータイ代が安くなる
- 独自回線利用の光回線のなかでは、サービス提供エリアが広い
工事不要なホームルーターなら「シンプルWiFi」
サービス・プラン名 | シンプルWiFi | |
---|---|---|
契約期間 | なし | |
エリア | 全国 | |
データ使用量 | 原則無制限 | |
使用回線 | ・WiMAX 2+ ・au4GLTE ・au 5G |
|
費用 | 月額料金 | 4,840円 |
事務手数料 | 3,300円 | |
端末代金 | 0円(レンタル) | |
解約金 | なし | |
実質月額料金(2年) | 4,978円 | |
おすすめ申込窓口 | シンプルWiFi公式サイト | |
端末 | 回線タイプ | ホームルーター |
端末名 | HOME 5G L12 | |
最大速度 | アップロード | 183Mbps |
ダウンロード | 2.7Gbps |
引っ越し先の回線工事が終わるまでの間にインターネットを使う手段としては、シンプルWiFiの利用がおすすめです。
シンプルWiFiは、WiMAXの回線をデータ容量無制限で使える高速WiFiサービスです。
プロバイダ事業者によって料金プランが異なりますが、シンプルWiFiはWiMAXのなかでも月額4,290円と低価格であるためお得といえます。
また、途中で料金が変わらないため、シンプルでわかりやすい点もメリットです。
さらに、契約期間の縛りが設定されておらず、解約違約金も発生しないため、回線工事が完了するまでの期間に利用するのに適しているといえるでしょう。
シンプルWiFiは、WiMAX回線だけではなくau回線も利用できるため、WiMAXの電波が届かないエリアでは代わりにau回線を使えるようになっているよ!これによって、全国の広いエリアで回線がつながるしくみになっているんだ。
シンプルWiFiのメリット
- WiMAXの回線をデータ容量無制限で使える
- 月額4,290円と低価格
- 途中で料金が変わらない、定額制
- 3つの回線を利用
- 契約期間の縛りがなく解約違約金が発生しない
引っ越し時のインターネット手続きでよくある質問
引っ越し時のインターネット手続きに関する、よくある質問をまとめました。
- 引っ越しに伴うインターネットの手続きをする時期は?
- マンションから戸建てに移る場合でも継続できる?
- ホームルーターは引っ越し後すぐに使える?
それぞれの内容を確認していきましょう。
引っ越しに伴うインターネットの手続きをする時期は?
引っ越しの1ヶ月前程度
インターネット契約を継続する場合も、解約して他社に乗り換える場合も、申し込み手続きを始めるベストなタイミングは「引っ越しの1ヶ月前程度」です。
新居でインターネットを使うために開通工事が必要な場合は、1ヶ月程度前から工事の日程を予約をしていないと、施工業者のスケジュールが埋まってしまう可能性があります。
3月から4月にかけての引っ越しシーズンは、さらに2週間ほど早めに申し込み済ませておくと安心でしょう。
なお、工事の必要がないホームルーターやモバイルルーターを使う場合は、引っ越し直前でも間に合ったり、そもそも手続き自体が不要だったりすることをおさえておきましょう。
マンションから戸建てに移る場合でも継続できる?
継続できるが、プランは変更される
インターネット回線は、マンションと戸建てにそれぞれの専用の料金プランが設定されていることが一般的です。
そのため、マンションから戸建てに引っ越しする場合はプランが変更され、それに伴い月額料金も変更する可能性が高いことに注意しましょう。
ホームルーターは引っ越し後すぐに使える?
契約の更新をしていれば使用可能
ホームルーターはコンセントをさすだけで使える仕様のため、どこでも利用できると思ってしまいがちです。
しかし、引っ越し先の地域が現在と異なる場合は、そのままでは使えず契約内容の更新が必要になります。
持ち運んで使うことが前提のポケット型WiFiと異なり、引っ越しに伴って契約内容の更新をしなければならない点をおさえておきましょう。
まとめ
引っ越しをする場合でも、現在のインターネットの契約を継続することは可能です。一方、解約して新しく契約し直すこともできます。
引越し時にやらなければならないことは、荷造りや役所への届け出、子どもの転校手続きなど、多岐にわたります。
そのため、少しでも手続きを少なくしたいという場合には、今結んでいる契約をそのまま引越し後も続けるのがおすすめです。
しかし、引越しを機にお得な事業者を選び直すことができるので、月額料金が今よりも低くなる可能性があります。
新規加入者を対象に、キャッシュバックなどのキャンペーンを実施している事業者も多く、解約金がかかったとしてもプラスになることが多いです。インターネットやプロバイダにかかる費用を抑えたい方は、新規契約する方がおすすめです。
インターネットの継続利用と新規契約には、それぞれメリットとデメリットがあるため、それぞれの内容を把握して、自分に合った選択をしましょう。